母父トニービン

明るいところで読んでね

おもし楽天

ハンターハンター読んでたらなんか楽しかった。いつも単行本が出る時はまるっきり話を忘れてるから2冊くらい前から読んで思い出してくんだけど、読み返しながらやっぱおもしれーなっていつも思う。

そんで暖まったところでようやく買ってきた新刊を読むっていういつものこの流れがなんか面白くて、今「おもしろくて」を変換しようとしたらどっかで入力ミスしてて予測候補に「おもし楽天」って出てきて笑っちゃった。

そんでこの一連の流れにももう慣れっこになってて、むしろそこまで含めて楽しんでる感じすらある。そっか買ってきたはいいけどまた読み返さないと話わからないのか、・・・そうそうこれこれ、読み返してて面白いと思っちゃうこの感じね、って。もう何年同じこと繰り返してんだよ、なんて思いながら読む時間がどんだけ幸せかってほんとに。

好きなバンドが解散したら次のアルバムは出ないし好きな競走馬が引退したら次のレースはもう見られないわけで、一時的な中断があったとしても止めずに連載を続けてるのは素晴らしいよ。継続は力なりとかじゃなくて、新作の度にそういう幸せな時間を過ごさせてくれることが嬉しいと思った。

ドラゴンボールはどこそこまでで終わるべきだった、みたいなのたまに見るけど悟飯が本当に学者になってる姿を見られたのも幸せな話だろ。

 

 

日付が1月のうちは全くそんなの見えてないのに、2月に変わった途端に春のひかりをめちゃくちゃ感じる。立春マジ立春だわ。

なんかもう毎年1月はずっと下向いて歩いてるもんな。やっぱり太陽の光にはなにか希望があるよ。日が伸びるとこころに余裕を持てる気がする。夕日に照らされた街並みが語りかけてくるようだ。

この時期ってなんか心が綺麗になる気がする。そういうことを言いたくなるし、言えてしまうよなー。

自分のブログで弾き語り

100文字 - 母父トニービン

 

これにコードつけて弾き語りできるようにした。

速さはBPM110くらいで、ストロークはこういうやつ。

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(前奏)            A C#m7 D E A C#m7 D E

 

Aの裏C#m7ずっとA石が挟まっていC#m7Dつもと違うE

大通Aに繋がるカーC#m7。川沿Aに消えていっC#m7自転車。Dこうは夕闇と生活のE

Aの川EAこまEDれるのE

 

(間奏)                 C#m7 AM7 E G#m C#m7 AM7 E G#m F#m G#m

 

AE中はAぶしEAを向E。 D

AマホEF#mぶしD。          A E F#m D A 

晩ご飯の時間には帰らないとね

一人で小室さん縛りカラオケに行った。H jungle with tとかglobeとか歌ってたらなんか涙がポロポロ出てきて、レコード大賞に選ばれて泣きながら歌う歌手みたいになったよ。

なんだろなー、引退して寂しいってのもまああるけど、何よりも楽曲の素晴らしさに感情を揺さぶられたような気がする。こんな素晴らしい音楽が溢れていた時代に俺はいたのか、ありがとう小室さん、本当に・・・みたいな。小室さんの音楽を聴いて育ってよかったと改めて思う。

H jungle with tでのダウンタウン小室哲哉の組み合わせなんて、俺の世代にとったら巨人大鵬卵焼きみたいなもんだぞ。

いや待てよ。ていうかあれだわ。そういえば最初は小室哲哉よりも浅倉大介だったわ俺。accessが好きだった。

あの人たちはどの曲が代表曲になるんだろうな。『夢を見たいから』『MISTY HEARTBREAK』あたりか。俺は『DRASTIC MERMAID』が好き。調べたらセールスとしては僅差で『DRASTIC MERMAID』が一番らしい。

当時はそういうの感じてなかったけど、大人になっていろいろ見返してみるとBL要素があからさまに強い。親もあの子大丈夫かしらってちょっと心配になったりしてたんじゃねえかな。こうして大人になってブログでかばんちゃんの話とかしてるのとどっちが心配になるだろう。

 

 

文章をスマホやパソコンで書いてると手書きでは書けっこない漢字でもどんどん使えて、自分の中にあるもの以上の文章になったりしてるよなー。手の届く範囲を超えてるというか。

学生の頃は書けない漢字を辞書開いて書き写して、また次に同じ漢字を書こうとする時には頑張って思い出しながら書いたりした。間違えて覚えた漢字をそのまま次も間違えて書いたりもした。

そういう風に自分の中に収めたものを掘り起こすような感じは薄くて、「齟齬」とか何も悩むことなく一瞬で書けちゃうんだぜ。困っちゃうよ。関係ないけど最近「間」とかの門構えを簡略化して書くやつをしばらく見てない気がする。

もうこれサイボーグに片足突っ込み始めてるよ。おれはいつからかマッドサイエンティストによって文章を書かされてるのかもしれない。こうして書いている時に文字数が表示されるというのもよく考えたらすごい話だ。この機能が便利なのかさっぱりわからない。

 

 ネットユーザーの視点で捉えなおすと、インターネットはそうしたサービス提供者のコントロールを免れにくくなったわけで、これは手放しで喜べるものではありません。昨今のインターネットはパーソナライゼーション機能をはじめ、ユーザーのモチベーションを効率的に誘導し、あれこれ欲しがらせる仕組みに事欠きません。簡単にできること・無料でできること・手近に触れられるものの裏側には、サービス提供者の作為が透けてみえます。

 

 その際、「何かを買わされる」可能性だけを問題視にするべき時期はとっくに過ぎていて、「何かを書かされる」「コミュニケーションをさせられる」といった、行為の次元にも注意を払っておくべきでしょう。少なくとも、今日のブログサービスやSNSサービスにそうした意図が含まれているのは明白です。何も考えず、何も節制せずにネットサービスを利用する人は、そうしたネットサービス設計者の意図にたやすく呑まれてしまいます。

 

 だからといって、私はネットサービスを利用するなと言いたいわけではありません。便利なサービスが存在する以上、使うべき時には使えばいいと思います。ただ、ネットサービスの背後には常に欲求をマニピュレートする意図が見え隠れしていて、ともすれば欲求を焚き付けられ、行動をハックされているかもしれない点は、折に触れて振り返ったほうが良いと思うのです。

 

「書かされている」人々 - シロクマの屑籠

 

ちょっと書いてひと段落した時にふと見ると850文字くらいだったりして、誰かに「1000文字くらいは書こうよ」って言われてるような気になるのはそういうことなのかな。

なんか話が飛躍してきてるのは感じるけど、どっちかっていうと飛躍しない話のほうがアレだろ。アレ。あのー、便利な時代なので「こちら」から自分で好きなの選んでください。

散歩とかしてても、あの通りに出るにはどこで曲がるんだっけってなる瞬間が一番楽しいじゃん。フランケンシュタイン博士に歩かされるのもいけど晩ご飯の時間には帰らないとね。

愛はどこからやってくるのでしょう

TMNは『Self Control』『一途な恋』『1974』が好きなんだけど『1974』はデビューよりもっと前からあった曲だということをつい昨日知った

 

WOW WAR TONIGHT』は間違いなく俺の原点のひとつだ

 

あとは『tomorrow never knows』とか『世界が終わるまでは』とか

 

みんな小室さん引退してそんなに残念なのかね、そりゃ見られなくなるのは寂しいけど

 

小室ファミリーをひたすら聴いてそれにひたすら踊らされてきた世代だけど、捕まった後の曲で口ずさめるものはひとつもない

 

捕まった時は「なんだこれは・・・現実なのか・・・?」って愕然としたなぁ

 

今回の会見で語った言葉はすごく誠実なものだと感じた

 

「今の子供のようなKEIKOに、より愛が深くなっている」「いとおしいと感じる」にすごく心を打たれた

 

「何万枚売れた」っていう具体的な数字の返りがこないと、作り手も自信や手応えを掴みにくいんだろうなぁ

 

「遅かれ早かれ」って様子だったし、自発的な活動以外はいくらかやるらしいし、別に復帰したくなりゃできるんだし、とにかく少し自分達のためにゆっくりしてほしい

 

本人が疲れたっつってんのに「あんた才能あるんだからまだ続けられるよ!頑張れよ!」って言うのはもはや何らかのハラスメントだと思う

 

関係するアーティストが口を揃えて「小室さんがいなければ今の私はありません」って言うけどそんなの曲を聴いてただけの俺だってそうだわ

 

ピエール中野がTKに掛けてなんか面白いこと言わねえかなーと思ったけど何もなかった

 

『LOVE2000』は小室さん関係ないよ

 

ももクロをやめる人が何色なのか自信を持って言えない

 

コンビニで100円くらいのものをみっつ買ったら400円をゆうに超えてくるのなんなんだろう

 

楽天が優勝した時のマー君の起用法にはすごく否定的だったけど、他のピッチャー使ってたらあれほどの感動を生んだだろうか、というのはやっぱり思う

 

っていうのも肩壊してないから結果論だけどなぁ

 

1月も半ばを過ぎると冬慣れしてくるのか心身共に落ち着いてくる

 

いつも12月前半の冬の入りがうまくいかない

 

そりゃ賃上げしてほしいけど、企業の内部留保が増えてるのと同じ原理で、賃上げした分だけ消費が活性化されるとは全く思えない

 

ブログに飽きてたところにちょうどよさそうなの見つけたので始めた

そんなの関係ねぇ - g.o.a.t

 

シープとゴートとラムとマトンの違いが全くわからんが牡羊座アリエス山羊座カプリコーンの違いはわかる

『春にして君を離れ』感想

 友達に借りて読みましたー。

推理小説ぜんぜん読まないんだけど、アガサ・クリスティーが読んでみたい」と言ったらこれを貸してくれた。裏表紙に古本屋のシールが残っている。定価380円の文庫本を中古で310円で買ってるあたり、さすが読書好きって感じがするよ。

 

 このお話をどう読むかは、性別や立場によって人それぞれなところがありそう。でも、読んだ人は「自分とは無縁の話」だとは考えられないだろうな。

 疲れている時や落ち込んでる時には読まないほうがいいかもしれない。入院した友達に「しばらく暇だろ、これでも読みな」ってこの本を渡すと後に恨まれる可能性がありますね。やってみたい。

 

 ざっくりあらすじを書くとこんな感じ。

母として、妻として、全てを完璧にこなし、常に最善手を打ってきたと自負する英国人のマダム。バグダッドからの帰りに砂漠の宿泊所で足止めをくらい、浮かんでくる思い出につられるまま自分の人生を見つめ直してみると・・・

 

 

 この主人公は相手の感情に寄り添うことをせず、自分の考える"正しき価値観"によって家族内の全てを決めてきた。でもさぁ、それが母として妻として完全に間違ってるかと言えばそうでもないと思うんだよね。傍から見れば立派な母親だもん。のび太のママだっていつもガミガミうるさいけど言ってることは正しいじゃん。まぁ、あんまり肯定したくはならないけど。

 夫は優しいパパだけど、考えようによっちゃむしろこっちのほうがタチ悪かったりする。いやー、単に現実というものが残酷なだけなのかもしれない。俺はそういうことにしたい。

 

 とかいう冷静な話はどうでもよくて、この本の読みどころは苦悩してるところと終わり方ですよ。

 

 最初は主人公に対して「なんか鼻につく人だなぁ」という印象から入る。悩み始める主人公がだんだん身近に感じられていって、ついに深みから抜け出すところでは、やったね!これから頑張ろうね!と思えるほど感情移入している。

 でも、まだそれなりにページが残ってるんですよこれが。えー。このままハッピーエンドでいいじゃん・・・もうひと波乱あるのか?と構えていても、意外と不穏な空気はないまま終わりが近づく。最後の最後でまじかよーっつって終わり。

 

 なんつーか、最初は装着することに抵抗のあるVRゴーグルに徐々に慣れていって、気付いたら仮想空間に夢中になっているような没入感は、やっぱり作家の書き方がうまいってことなんでしょうかね。

 細切れの情報から読み手が少しずつ全容を見出だすように仕向けるのはミステリ作家の本領なんだろうか。ポワロもあんな感じで犯人を追い詰めていくんだろうなーきっと。

 

 主人公と列車で相席になったおばさまの台詞が印象的だった。

あなたの経験なさったことは現実離れしているどころではありませんわ。──多くの人が、聖パウロが、神の信者の多くが──ごく普通の人たち、罪びと、みんな同じ経験をしたのですわ。

 主人公がアンビリーバボーな体験をした気になっていたところを、わざわざこのおばさまを登場させて「ああ、そういうの普通にあるよね」に落とすんだわ。ハイになってる読み手に水ぶっかけるの。ここがあって、怖い読後感に繋がってるんだろうという気がする。

 

 終わり方は怖いといえば怖いし、笑えるといえば笑える。いややっぱ怖いわ。確かに「そういう人は結局そうなんだよ」と遠巻きに結論付けることも出来なくはない。でも、その直前までは読んでるこっちに共感があったんだもの。主人公が俺だったのにそうそう急には幽体離脱できないよね。
 どっちにしても、俺も弱腰内政なところがあるから主人公の気持ちがよくわかる。面倒なこと考えるのをどんどん後に回し続けて、「自己欺瞞」という適切な使い方が微妙にわからない言葉を温存したままここまで書いちゃったもん。あーあ。

 

 まあでもあんまり考えすぎて暗い気持ちになるのもよくないよね。なんとかなるっしょ。この本の感想にあるまじき言葉だなおい。

 

春にして君を離れ (1973年) (ハヤカワ文庫 NV)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV)