あなた知ってますか?
→はい
いいえ
えっまだ何も言ってませんよ
みたいな会話になる、ドラクエの村人が腹立ってしかたない。
この質問をプレイヤーに投げかけることにどんな意味があるんだろうか・・・。
現実ならば何でもいいから声を掛けてコミュニケーションを取ることが目的だったりすることもあるだろうし会話の内容自体は何でもよかったりするけど、相手から話しかけてくることのないゲームの中でこちらから話しかけてこんな質問をしてくるこいつは一体なんなんだ。
こいつをどういう意図でこのゲームの中に配置したんだ。
そして俺がこいつに対して感じているのはどういう感情なんだ。
製作者がこいつを存在させたら面白いと思ったというのが理由ならば(俺がそこについてどう思うかは別として)一応納得はするんだけど、本当にそうなのか。
判断する材料がほとんどないのでそう考えるしかないし、きっとそうなんだろうと思うんだがどうも釈然としない。
こんなことにイライラしても仕方がないことは、これを読んでイライラしているみなさん以上に理解しているつもりでいる、しかし・・・答えが見つからない。
この感情はなんなんだ。文章にしてもすっきりしない。
ちくしょう。なんなんだよあいつ。
みんな、ある?
いや、何がじゃなくて。
あの頃に戻りたい、ってやつ。俺ないの。
今が人生で一番充実しているとか僕はこれからの人生を楽しみたいんですとかそういう格好良いやつじゃなくて、ちょっと考えても思いつかない。
人生の中で突出して良かった時期がないってのもちょっと寂しいような、でもずっとそこにすがりつかなくてすむからそれはそれでいいじゃないかとも思うようなもどかしさ。
そりゃあ今思えば過去にやり直したいことはいくらでもあるし、大穴の馬が勝つ直前に戻って馬券買いたいけどな。
んー、昔に戻って今よりももっとバカな自分からやり直すのがとにかく嫌すぎるんだよ。
もし今の頭の中のまま戻ったら絶対周りをバカにして生きるからそれも嫌すぎる。
この前ちょっと用事のついでに、思いつきで遠回りをして小学校低学年頃の行動範囲を散策した。
その近辺は一歩通行ばっかりの住宅地で、わざわざ行こうと思わないとまず行かないエリアなので大人になってからはもしかしたら初めてかもしれない。
建物なんかはそれなりに変わっていてまあそりゃそうだわなぁむしろ面影残ってるほうじゃねえなかぁとか思いながら歩いていたんだが、区画整理が入ったわけではないので道路それ自体はもちろん変わらず、カーブの曲がり具合に懐かしさが溢れた。
まさかそんなところに感情を揺り動かされるとは思いもしなかった。カーブにグッとくるなんて他にはモータースポーツファンが鈴鹿行った時くらいだろ。
子供の頃の行動範囲なので「この道の向こうから先は全く知らない」という"行動範囲の外周"がはっきり見えるのも面白い。
こういうことを思うようになったのは自分がそれなりの経験して大人になったからなわけで、子供のほうがワクワクは大きくても大人のほうがいろいろな感動を味わえるはずなんですよ。
— Copy writing (@Copy__writing) October 31, 2014
これほとんど全部大人でもできることでしょ。
いや、俺が大人になりきってないから「いやー、クラスの半分女子高生だった頃に戻りたいよねまったく、とりあえずビールね」とか思わないのかな。
それともみんな子供の頃は毎日輝きまくっていて、俺だけがそうでもなかったのか。
人と自分を同じものさしで比べるのは難しいしな・・・
なんだろう、急に不安になってきた。