ジェンティルドンナとジョワドヴィーヴルが今だにごっちゃになる時がある #ごめんだけどまちがえる馬名
— あじさいすきお (@ajisaisukio) June 6, 2014
けっこう最近までどっちがどっちなのかわからなくなってた。もう最近は横文字に弱い。
同世代にはそのジョワドヴィーヴル、ハナズゴール、ミッドサマーフェアなど。
割と先行馬が好きなもんで、アイムユアーズとサウンドオブハートがけっこう好きだった。
2012年 春
クイーンCの勝ち方を見てクラシックはこの馬!と決めた。
最初はアドマイヤの嫁の馬だと思ってたが、どうも"ハマの大魔神"佐々木主浩の持ち馬らしい。
桜花賞。
ヴィルシーナは負けたがそれでも良い競馬で、接戦の2着。
大した根拠もなく「どちらかといえばオークス向き」と俺は見ていたから、負けはしたがまぁまぁこの内容ならむしろ次はもっと期待できるな、と先につながった印象を持った。
オークス。
ヴィルシーナもじわーっと伸びてたのにズコーンと5馬身千切られてしまう。
差が差なので悔しさよりもポカーンとしてしまった。
この頃から、馬主の佐々木主浩の現役時代の背番号が22で、その由来の誕生日が2月22日だ、だから2着が続くんだろう、なんてことが話題になり始める。
2012年 秋
ローズS。
もう手も足も出ないことが見えて、ついにここでヴィルシーナを応援する心が完全に折れる。
悲しいレースだった。
秋華賞。
チェリーメドゥーサと小牧すごかったなぁ。
もう興味を失っていたせいだろうか、不思議なもんで、最後かなり接戦になったのに「勝てるかも」という気が全く起きなかったね。
アパパネがこの春で引退していたので古馬勢に強力なライバルは無く、またジェンティルドンナはジャパンカップに向かうということでヴィルシーナが抜けた一番人気に。
しかし穴馬レインボーダリアに差し切られる。
俺は悔しさのかけらも感じなくなっていた。
オルフェーヴルを応援していた俺としては、かつてないほど後味の悪いレースだった。
このレースによって、競馬に対してあまりテンションが上がらなくなる時期があった。
単勝オッズを見て「ジェンティルドンナよく売れてんな、この馬だけはどう考えてもないわ、買う奴の気が知れない」と思ったんだけどなー。
2013年
セントニコラスアビー相手に強い競馬で2着したジェンティルドンナ。
まぁそれなりには強いのね、とこのレースで初めて思った。
しかし、ジェンティルドンナと聞くとヴィルシーナをコテンパンにしたこととジャパンカップのことが必ず思い出されるので、その名前を耳にする度に悲しい気持ちにさせられるのが辛かった。
ヴィルシーナが念願のG1勝利。
人伝てに昔の恋人が結婚したらしいと聞いた時のような、じんわりとした暖かみを感じた。うん、よかったな。
買ってたわけじゃないけど、直線のマイネイサベルの抜け出し方に興奮した。
宝塚記念。
ジェンティルドンナはこんなもんでしょ、ちょっと頑張ったダノンバラードも差せない、というのが当時の俺の意見。
フェノーメノがもう少しやれると思ってたけど、レース内容をあんま覚えてない。
天皇賞秋。
このレースは2004年のゼンノロブロイが勝った年から毎年ずっと東京競馬場に見に行っていたが、どうしても、どう頑張っても気が乗らないので家でテレビ観戦。
ジャスタウェイが勝ち、ジェンティルドンナが2着。あんま覚えてない。
牝馬ワンツーか。あんま覚えてない。
2014年
京都記念はハハッと思った。今度は福永ですか。次は誰かな?
かなり強引にこじ開けるレースで強い勝ちっぷり。
確かに強かったが、海外であれやっても「時にはラフプレーもある、それが競馬」.なんつってだーれも批判しないんだからファンは現金だ。
ここはさすがにスマートレイアーだろうと思ってたら、全然人気なかったヴィルシーナが逃げ切りで連覇。
こいついつの間に逃げ馬になったんだろう。
宝塚記念。
それ以外あんま覚えてない。
天皇賞秋。
秋の天皇賞は一番好きなレースだったが、有力馬の休み明けが多くなったなぁ。今年はどんなレースになるだろうか。
— あじさいすきお (@ajisaisukio) November 2, 2014
この年も現地には行きませんでした。
当時の騎手インタビュー
今年の競馬界の名言1位はこちらに決定致しました pic.twitter.com/PPNkWxcGhw
— あじさいすきお (@ajisaisukio) December 28, 2014
知り合いにどれ買うのって聞かれて、いや買わないけどジェンティルドンナなら2着は外さないかなそれより相手が全くわからんと答えたらまさにそんな結果になったので尊敬された。全然嬉しくねー。
テレビ番組の煽り文句を見て思ったこと。
2012 オルフェーヴル撃破?殺すぞ
— あじさいすきお (@ajisaisukio) November 30, 2014
このように、まだ2年前のことを引きずっているわたしです。
ここの結果次第で引退と言っていたジェンティルドンナが有馬記念も走ると聞いても、ふーん、としか思わなかった。
有馬記念。
枠順抽選の時は最初に名前が出て「おぉーっ」って声が出ちゃったよ。
まぁ10番目くらいまでおーっおーって言ってたけど。
直線、うわージェンティルドンナ来ちゃうよこれ、あー勝っちゃうなーこれ、あーあ・・・勝っちゃったのかよー・・・中山でも勝ったのか・・・そうか・・・展開向いたとはいえこの相手に・・・こいつをずっと見くびっていたんだな俺は・・・と、徐々に賞賛に変わっていった。
勝ち馬への拍手を我慢することができない。
— あじさいすきお (@ajisaisukio) December 28, 2014
いゃぁ、良い結果だ。
— あじさいすきお (@ajisaisukio) December 28, 2014
2012年JCの悔しさを昇華できたような気がする。
ほんとにそんな気がした。
最後の最後でジェンティルドンナをちょっとだけ好きになれた気がする。
三冠馬の遺伝子
ジェンティルドンナ 19戦10勝 ジェンティルドンナ|競走馬データ- netkeiba.com
ヴィルシーナ 21戦5勝 ヴィルシーナ|競走馬データ- netkeiba.com
同じレースで走ったのは7回、うちワンツーフィニッシュが4回(桜花賞~秋華賞)。
秋華賞以降は基本的に別の路線を歩んだ2頭だけど、紆余曲折を経て、最終的には同じレースで無事に引退となりました。
どっちも大きな故障もなく、よく走ってよく稼いだね。俺には1円も返ってこなかったけど。
そうそう、ヴィルシーナの名前を付けたのは榎本加奈子なんですって。
そんなの知らないほうが幸せだったので、せっかくだからみなさんにも知っておいてもらいたいと思いました。