母父トニービン

明るいところで読んでね

図書館行ってきたんだけど文句ある?

 

昼間用事を済ませた後に1駅ぶんくらい歩くかーと思い立ち、こっち何があったっけここ曲がってみようあれここにパン屋なかったっけあーひとつ先の角だったかなんつってふらふら散歩してたらそこに図書館があったのでふらっと入ってみた。

何年ぶりだよ図書館なんて。20年ぶりかな。

たまたまというかなんというか入ったのは20年前の前回と同じ図書館。前回入った時は天気が良く窓から陽が差していたような記憶があるが今回も天気は良かった。まあ雨だったら電車で帰ってたし。暖かい陽射しに春は近いと感じますねぇ。

何かいいのあったら読もうかな貸出カードとか作ろうかなどうしようかなと思いながら入り口近くの小説コーナーからうろうろし始める。手軽に読み切れそうな本を探していたが見つからず、階段を上りなんとなく世界史コーナーに近づくもピンとくるタイトルは無い。折角だから何か読みたいんだけどなぁ思っていたら「資本主義が嫌いな人のための経済学」という分厚い本のタイトルが目に入った。

ここは経済学のコーナーみたいだ。特に資本主義が嫌いなわけではないが絶対に好きではない俺にこのタイトルの本は何を伝えてくれるんだろうと棚から本を引っ張り出し、プロローグに軽く目を通したら面白そうだった。次に目次を見たらややこしそうな章のタイトルが並んでいたのでじゃあどうせならややこしそうなこいつを読んでみようかと空いていた席に座る。

こういうの買ったら高いのかなぁと裏を見たら2800円もする本らしい。その本を開いて読み始めたら止まらなくなってしまって結局3時間近く読んでしまった。それでもまだ800円ぶんくらいしか読めていない。

俺の席の向かいに座った女子高生はその間ずっと勉強をしていた。膝に掛ける毛布とか持ってきててかなり慣れてるような感じだった。偉すぎるだろ。そんなに勉強したらバカになっちゃうんじゃないかと心配ではある。

 

図書館に入った時点からなんとなーく違和感があった。あれっ黙って入って黙ってうろうろしてもいいのかなと感じたあれはたぶん店に入ったらいらっしゃいませと言われることに慣れているからなんだろうな。俺なんかが勝手に入って勝手に本を引っ張り出して勝手に座って何時間も読んでスッと棚に戻してスッと帰れる場所ってすごい。漫画みたいにはたきでパタパタされないかちょっと心配になったよ。

誰にも個の俺を認識されないままやりたいようにやって好きなタイミングで帰れる、これが公営と民営の違いなのか。今となってはなんか800円盗んできた気にすらなってくる。

税金払ってるんだから当然だろという意見は当然なのかもしれないけど、いざ体験してみるとすごいわ。ズルい。あそこズルい。俺のしょぼい税金を納めてるだけじゃ絶対足りない気がしてきた。

 

図書館の収入源: CHOTTO TOWN 図書館日誌

 

もし今後どでかい馬券当てたらちゃんと税金納めることにしよう、って所得税国税か。

というかそもそもそんなでかい配当の馬券を買ったことがない。

 

近いうちに残りの2000円を盗みに行こうと思います。