しとしとと打たれて染まる青柳
春嵐部屋の静けさ傘つたう
街灯が照らす雨中の耐え桜
白雨過ぎ伸びろ草木と風そよぐ
痛車見た頑張れそうだ一週間
ぶろういんいんざういんどびいずかな
良い天気洗濯物は飛んでった
乗り込んでひとワイパー目跳ねる音
さぁ今宵百万年のドラゲナイ
やばい。俳句やばい。まじでやばいよ、俳句やばい。
まず短い。短いなんてもんじゃない。17文字しかない。歌のワンフレーズとかそういうレベルじゃない。
「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」ですら言えない。足りない。
そのくせたまに余ったりする。余りを埋めようとして言い回しを変えると今度は意味が変わってくる。日本語やばい。
しかも季語が要る。これが一番やばい。季語入れないと俳句にならない。字と音だけ合わせても俳句にならない。もぅマヂ無理。タンカしょ・・・
季語ねぇ。ここんとこ季節感もよく分からないのに季語とは。
1月あたりにイメージする4月ってタンポポの綿毛が飛んでポカポカ陽気って感じじゃん。
でも実際の4月はけっこう雨降るし暖かくなったかと思えば急に冷えたりするし、春ってなんやねんとヒステリックブルーに一度聞いてみたい。なぜ・・・と聞いてみたい。
名実ともに一致した「春」、それはほんの一瞬のことなのかもしれないし、もしかして私の心の中だけにある妄想の産物なのかもしれないけど、それでもいつか、つかまえたいよ。
ほんとうの春を。
歌の中にはある気がするのにね。
これ読む前と読んだ後で春に対する考え方が変わった。ってかどこまでが冬でどこからが春でどこからが初夏なのよって考えるのをやめようと思った。考えても仕方ない。
それでも俺も春に期待することをやめられないし、来年も同じことすると思う。
明日春が来たら、流れる季節の真ん中で、音楽をかけて計画をねりねり、公園のベンチでソフトクリームをなめるその姿に恋をして全て捧げ願うことはこれが最後のYou're Fresh!春の夜の夢の如し。なにこれ。
久し振りにスピッツのチェリーと遥かを聴いたけどやっぱスピッツはベースがすごい。日本人全員このベースの手のひらの上で転がされてるよ、あなた達がが気付いてないだけの話ですよ。