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母父トニービン

明るいところで読んでね

競馬好きになったきっかけとか馬券とかなんかそういう話

 

この間、ask.fmで競馬始めたきっかけのことを聞かれたんで昔書いたやつを。

みなさん、外れたけれど買ってよかった、という馬券はありますか。

 

競馬との出会い

 

競馬に関する一番古い記憶は映画「学校」で田中邦衛が回想する、1990年有馬記念オグリキャップが勝って起きた「オ・グ・リ!」コール。べつにそれを見ても競馬に興味は湧かなかった。競馬ってこんなに盛り上がるんだなー、とボンヤリ感じただけだね。この映画からは、ハンバーガーは両肘をついて食べるということを学んだ。

 

競馬を好きになるきっかけはスーパーファミコンの競馬ゲーム、初代ウイニングポストサンデーサイレンス輸入直後の時代のゲーム。仲の良かった友達がやり始めて、流れで俺も始める。所有している子馬を売却する話を他の馬主に持ちかけると、能力の高い馬の時には必ず「ほほう…良い馬をお持ちですな」と教えてくれる、初心者にも優しいシステムになっております。

攻略本を買ってきて種牡馬コーナーとか読んでると現役当時の話が書いてあってけっこう面白いんだよね。

 

オグリキャップって1600mの安田記念と2500mの有馬記念勝ってるんだすげー

・しかも32戦22勝とか勝ちすぎやべー

サッカーボーイ通算6勝の合計着差36馬身とかありえねー

ミホノブルボン8戦7勝とか最強すぎやわー

ダイタクヘリオスさん人気になると勝てないとかマジウケるー

 

戦績に短文のコメントが添えてあるだけだったので、トウカイテイオーが何であんなに人気あるのか当時は理解できなかった。

勢いで中古のダビスタも買ってきて始める。俺がやったのはマチカネイワシミズが有名なダビスタ2(鳴尾記念は暮れのG2で2400mだった時代)。アグリキャップやコウカイテイオーがすっげー強かった。

ちょうど少年ジャンプの「みどりのマキバオー」が流行ってた頃だ。めっちゃ喋りながら走ってんなこいつら!と思いながら読んだのが初めてなんだけど、どうやらそれが日本ダービーの直線だったらしい。いきなりチュウ兵衛が死んでびっくりしたわ。アマゴワクチンが好きだったから菊花賞は嬉しかった。あのレース見てサトミアマゾン好きにならない奴いんの?

冬休みの土曜日に友達の家に泊まりに行って一晩中サッカーゲームエキサイトステージをずーっとやってたその翌日、テレビで一緒にフラワーパークの勝ったスプリンターズSを見たのが初のレース観戦だなー。写真判定が長かったのなんのって。

 

メジロブライト

 

それだけ競馬に関するものに触れていたのに、それでもまだ現実の競走馬までは興味が向かなかったんだよねー。と言うか、自分のことながら「こいついつ競馬に興味出るんだよ、早くしろよ」ともどかしい気持ちになってきた。なんかねー、なんだろ。当時はまだプロ野球のほうが興味あったんだよな。桑田が怪我から復帰したりとか。

当時はオグリキャップナリタブライアンの競馬ブームの名残も強く残っていて、普通のスポーツニュースでも競馬の特集がけっこうあったんだよ。だからプロ野球の結果流れなんかでもけっこう見てたと思う。日テレの「スポーツうるぐす」で江川卓杉本清の予想対決とかやってたね。

 

で、なんかその年のクラシック戦線ではメジロブライトって馬が有力視されてるらしいと。その父親は同じ馬主の馬で現役時代は日本ダービーで2着だったらしく、こいつはそれを勝ちにいくらしいと。同期の牝馬にも同じ父親の馬がいて、そのメジロドーベルは前年にもうG1を勝っているらしいと。ほほう…

今考えるとゲームや漫画で年間のレース体系とそれぞれのレースの持つ価値だとかそういう理解するための下地はあったから、あとは興味を持つかどうかだったんだな。

 

結局その年メジロブライトはG1で全部負け、同期のシルクジャスティスのほうが先にG1を勝ちやがる。それでもG1レースくらいしか見なかった1997年。"栗毛の怪物"グラスワンダーが現れる。

翌1998年の春、メジロブライト天皇賞を勝つ。嬉しかったねぇ。でもまだメジロブライト以外の馬にあまり興味を持たなかったので、メジロブライトが負けたらそれ以外は別にどうでもいい、という感じ。

しかも当時はクラシックレース自体への興味もなかった。若い馬の一発勝負を見るよりも、安定した古馬同士の対決を見るほうが楽しめるからね。選手を誰一人として知らない高校野球を見るよりも、選手の名前と特徴を把握していその対決を見るプロ野球のほうが面白い、というのと一緒だ、と当時の俺は言っていた。クラシックに興味が出たのって数年後のアグネスタキオンクロフネの頃からだもん。

 

翌年、宝塚記念グラスワンダースペシャルウイークに圧勝して俺の競馬歴の中で最大の達成感を感じる。これはもう、今見てもニヤニヤしてしまうくらい。グラス最強。逆に有馬記念は負けたと思って目の前が真っ暗になった……

2000年の宝塚記念テイエムオペラオーが勝ち、グラスワンダーは骨折して引退。あーあ・・・と思っていたら秋もテイエムオペラオーが勝ちまくるのでこれを追いかける。ちなみにまだこの時点で馬券は一度も買っていない。「競馬好き」ってだけで周りの友達は普通に俺が馬券を買っていると思っていたらしいが、マークシートに記入して券売機で買うことすらまだ俺は知らなかった。

 

初めての馬券

 

初めて馬券を買ったのは2001年の宝塚記念。馬券買ってレース見るとこんなにドキドキするのか、と当時は思ったもんだよ。馬券売り場に行くという友達に頼んで買ってもらったステイゴールド単勝1000円(4着)、これが俺の馬券の原点です。

そして初めて競馬場で馬券を買ったのは第1回JBC浦和競馬場の場外発売にて。初的中はブロードアピール複勝(2着)だった。たぶん1.3倍を300円、とかそんなんだったと思う。かわいいでしょ。

 

その翌週かなんかの、シベリアンメドウが勝った京王杯2歳ステークスを中学生時代に一緒にウイニングポストやってた友達と東京競馬場へ見に行った時が初の生観戦。JBCの時は場外発売だったので目の前で馬が走っているのを見るのはこの日が初めて。直線でムチを打つ音が聞こえてきて生観戦の迫力が感じられたね。

朝からずっと小雨が降っててねー、けっこう寒かった。ちなみに準メインがフサイチドラゴンーウインマーベラスで、同日の京都2歳ステークスはアドマイヤドン。よく覚えてるもんだなー。すぐ近くにいた競馬オヤジ数名と何故か途中から一緒に見るようになって、その中の一人がワイド3頭ボックスで1-2-3着を当てていてやっぱ競馬オヤジはすげー、と思ったこともよく覚えてる。

 

投げやりから夢中へ

 

11月の雨で寒いわ、歩きっ放しで疲れるわ、馬券は全部ハズレるわで「やっぱギャンブル向いてねーわ、もうやらねー」とかなり萎える。財布に残った1000円、これを最後の馬券にしよう、かな・・・くらいのつもりで翌日のG1エリザベス女王杯の前売りを買おうとするが、何の馬券を買うか迷いに迷う。

大好きなトゥザヴィクトリーから買うのは決まっていて、相手にティコティコタックローズバドか……。これ、本当にかなり迷ったんだよね。

単勝じゃダメだったのか? 500円ずつ買うという発想はなかったのか?当日の馬券が当たらなすぎてヤケになっていたのか、今となってはわからない。

最終的にはトゥザヴィクトリーティコティコタック馬連(7-13)を1000円買って帰る。

 

翌日。

今日俺が競馬好きでいるのは、このレースがあったからだと思っている。

 

最後の直線残り200mで2頭が同時に伸びてきた時は、これはもらったと思った。うわー!やった!

・・・外から来るんですよ、買ってないほうのローズバドが。いやいやいやいや、来んな来んな来んな、マジでマジでマジで。ちょうど並んだところでゴール。めちゃくちゃきわどい。うわー、どっちだ、いやー、ティコティコタック残って・・・いやー、どうだろう、いやー、うーん、わかんねーなぁ。どっちだ・・・

結果はトゥザヴィクトリー1着、ローズバド2着、ティコティコタック3着。いやー、悔しかったね。

 

応援している馬から買って応援する楽しさ、そしてその馬が勝つ嬉しさ、馬券を買うことによるゴール前の興奮の大きさ、あと一歩頑張れば俺も馬券当てられるという思い。

でももしあの馬券が当たっていたら、今とは競馬に対するスタンスが少し変わっていたかもしれない。外れたけれど、買ってよかった。

 

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一喜一憂の始まり

 

ちなみにこの2週後、クロフネJCダートぶっちぎりの圧勝を生で見て大興奮

→ さらに2週後には香港でステイゴールドが引退レースにして初のG1制覇

→ その前のエイシンプレストンも勝利、更にアグネスデジタルも続いて日本馬の香港G1・3連勝の快挙

と感動・歓喜のピークを迎える。

 

しかしその直後には

暮れの有馬記念で引退となったテイエムオペラオーの力ない負け方を生で見て絶句する

クロフネ故障で引退発表

ともの凄く沈みます。ちなみにその有馬記念ではテイエムオペラオーナリタトップロード馬連1点のみを買った。

夢中になってるからまた浮き沈みが激しいんだこれが。

 

この辺までが俺の競馬黎明期、ということで急に終わります。

 

その他、競馬についてまとめたものはこちら

 

ブラックホークが死んだ

 

 

年下の叩き上げトロットスターに負け、同い年の大器晩成G1馬ダイタクヤマトには逃げ切られ、その次はトロットスターの初G1制覇に付き合わされ・・・。ポッと出のビハインドザマスクに負けたこともある。けっこう好きだったんだけどもう年も年だしねぇ、なんて思ってた。

そしたらあの安田記念だもんなぁ。競馬はわからん。わかったこと一度もない。