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母父トニービン

明るいところで読んでね

200文字

短文
2月下旬。もうすぐだ。そう心に浮かぶ時は既に冬が終わっている。結局のところ季節は自分で決めているらしい。わずかながら心の緩みをはっきりと感じる。ってわしゃ梅のつぼみかーい。水銀灯のまぶしさが心地良い。マンションの脇で下から光を浴びる細くて若い木。月が丸い。絶え間なく昇り続けるエスカレーター。電球色に染まるバス乗り場。見透かされるようなセダンのヘッドライト。スーパーの明るい入口でようやく目が覚める。