母父トニービン

明るいところで読んでね

このブログは調子に乗れるようなブログではない

 

 俺普段めったに夢を見ないのね。でもどういう訳かこのあいだ安倍なつみ宇多田ヒカルとカラオケに行く夢を見た。どっちも歌手としての存在じゃなくて俺の友達っぽい感じで、俺も含めてみんな今より10歳くらい若かった。たぶん俺の他にもう一人誰か同年代の男がいたと思う。4人ギリギリのサイズの部屋で狭かったな。
 宇多田ヒカルは発色の強い青のパーカー着て元気なさそうだった。安倍なつみは俺のほう見ながら笑顔だったので俺とそこそこ親密な雰囲気だったっぽい。と思う。そう思いたいんですけどいいですか。
 
 それが残っていたので安倍なつみで検索してたらラストプレゼントとかいう1時間ドラマが出てきて、つい見ちゃった。
 アイドルのドラマなのでそういう意味でアホらしい部分はしっかりアホらしかったし、中身に全く期待しないで見たのが幸いしたのかけっこう良かった。おそらくハロプロが一番流行ってたくらいの時代のもので、話の内容どうこうよりいろいろ懐かしかった。
 2000年代前半くらいにありがちな描写というかカメラワークというかそういう部分にすごく懐かしさがあってねぇ。全然上手く説明できないけど、人の目線の映像でアパートの階段登って2階の部屋までの細切れのカットをパパパパパッて繋げて近づいていくやつとか。
 あれ池袋ウエストゲートパークでよくあったような印象だけどあのあたりから流行ったのかな。いや金田一少年でもあったような気もする。なかったかな。堂本剛のやつね。俺は堂本剛っていうと過去に戻ってマヤノトップガンタイキブリザードの馬券に突っ込んで金持ちになるドラマのほうがイメージ強いな。遠藤久美子が出てた。
 それとビデオメッセージを見てるシーンで、一生懸命画面を見てる人の真顔を画面の側から映すやつ。あれすげー懐かしい。
 っていうかもうビデオメッセージが懐かしい存在になってるよな。なに部屋からビデオメッセージ出てきてんだよ。物質が出てきてんじゃねえよ。草太にいちゃんなんかカセットテープだぞ。今の時代なら、あいつのyoutubeの動画が見つかった、とかになるのかなぁ。ネットの海からどうやって見つけるんだ。
 あとはまあ全体的に雰囲気が良かった。雰囲気が良ければなんでもいいよ。最後のシーンで安倍なつみの歌が無理矢理流れてくるのがズコーって感じでまた面白かった。
 
 
 たまに文章書きながらこの言い回しなんか誰かに似てる気がするなーっていうかこれ丸かぶりかもしれないなー丸かぶりっていうかパクりなのかもしれないなーまずいのかなー丸ホームラン打ったなーとか思うことがあって、それでそういう時にどうしているかというととりあえず書き進めて後で考えようっていう明日やろうは馬鹿野郎パターンなんですけど、なんかうつってくるじゃん、人のアレが。語彙が。いや本当にかぶってるのかどうかを調べてないからわかんないんだけど。
 なんかあれなんでしょ、パクりとパロディとオマージュとインスパイアとモノボケとモノマネと一発ギャグはそれぞれ違うんでしょ。丸かぶりはどうなの。ノーアウトから出塁されてすぐゲッツー取るのを見てガッツポーズするのはガッツ石松のパクりなのかってそんなことはなくて、自分に馴染んでりゃそれでいいんじゃないのかしら。
 人と喋ってると相手の言葉や間みたいなものがうつってくることがあるよね。文章もそういうのあるんだろうなー。俺はくだけた気分で書いてるから余計そうか。どこかで俺のがうつってることもきっとあるんだろう。調子乗んなって思うかもしれないけど調子乗ってるんじゃなくて自信過剰なだけだから。このブログは調子に乗れるようなブログではない。
 あれ?「だからパクってもいい」みたいに読めるかもしれないけど、違う違う、そうじゃない、夢で逢えたら素敵なことね、あのー、まあ狙ってパクってるわけじゃないからいいや。
 
 
 今日はひっさしぶりの中日戦。最近中日と当たってないなーと思ってんだけど対戦するのひと月振りだってさ。相手の監督変わってますね。でも野村もそれくらいのあいだ勝ちがついてないんだよな・・・そんな野村と八木でどうなるかと思ったら案の定八木に抑えられた。八木は今季1軍初登板なんだって。どうなってんだよ。
 ジリジリした重い試合で2-2の8回にめっちゃピンチだったんだけどなんか本塁憤死本塁憤死って抑えちゃって、完全にチームの状態が出てしまっている相手の攻撃だった。去年のカープがさんざん苦しんだ姿を見ているようで、残酷ですらあったよ。こっち側の視点に立って初めて、そういうものが見えた。こういうものなのか。
 抑えた直後に先頭打者の安部が初球ヒット打って出塁したところで、正直「ああ、勝った」と感じた。逆はけっこうあったけど、そんなこと思うの初めてだったかもしれない。中日ファンにはないしょね。