母父トニービン

明るいところで読んでね

20130516

朝起きて、洗濯物を干してからぼけーっとテレビを見て昼寝。

目が覚めてからうだうだした後、夕方に近所の公園へ行って読書を楽しんだGW最終日は最高だった。

 

あの夕立ちさえ無ければ。

 

読み始めて1時間後、雨が降るかどうか非常に微妙な空模様になってくる。

あぁ、これはキリの良いところまでにして帰ろう、と思うもなかなかキリがつかない。
しかも焦りながら読むと内容が頭に入ってこないので二度三度と同じところを読み返す悪循環。

ゆっくりと暗くなってくる空。

もう無理だ、これは降る。

しおりを挟んで鞄に入れ、歩き始めて2~3分するとポツポツと降り始める。

 

慌てて家に帰ると同時に止む

洗濯物(ちょい濡れ)一応取り込む

結局本降りにはならず

本の続きを読む気にもならず

いつの日も今日のこと忘れず(忘れず)

お前との約束果たす必ず(必ず)

 

俺はラップは嫌いだ。

ポップロックは割と好きだ。

 

 

 

春のG1が何連戦なのか知らないけど、とりあえず天皇賞NHKマイルカップヴィクトリアマイルの感想を。

 

天皇賞

フェノーメノトーセンラー

 

ゴールドシップはそんなに好きではないがガチガチの本命、買う気にはなれないが逆らう気にもなれない。

当日の福島競馬で好調だったため適当かつ無駄に買い、当然のように外れる。

自分から外したと言ってもいい。
なぜユニバーサルバンクの単複を買ったのか、我が事ながら推理する手掛りすらない。

 

勝つとは全く予想していなかったフェノーメノが勝ったことは素直に嬉しい。

ゴール直後、周囲にいるギャンブラー達のほとんどが白けている中で拍手をしてしまった。

馬も偉いが、騎手も偉い。

 

NHKマイルカップ

マイネルホウオウインパルスヒーロー

 

出走馬のうち4分の3が名前を聞いてもピンとこない馬なので、現地で適当に買いここも無事に外しておく。

柴田大知のG1初勝利。

この騎手は何か「おめでとう!よかったな!」と素直に言えてしまうところがある。

このレースは他と比べて騎手のG1初勝利が多い印象。

2013 柴田大 マイネルホウオウ

2012 秋山 カレンブラックヒル

2009 藤岡康 ジョーカプチーノ

2007 内田 ピンクカメオ

2002 勝浦 テレグノシス

G1としての格を維持できていないのではという意見もあるが、こうして並べてみると非常に重要なG1レースという気もしてくる。

とは言うもののNHK交響楽団がファンファーレの生演奏をやらないのであれば、G1レースとして行う意義のうち大半を失っているようにも感じられる。

 

ヴィクトリアマイル

ヴィルシーナホエールキャプチャ

 

直線でマイネイサベルが先頭に立った時は興奮した。

最後まで粘りきることができず3着に敗れたが、気持ちの良い負け方だ。

しかし仮に抜け出して1馬身ほどの差をつけて勝とうものなら、味気ないレースに見えていたのではないだろうか。

先行馬は見せ場を作って最後の最後で散る、そんな儚い姿が最も美しい(個人的見解)。

 

接戦をものにして、遂にG1馬となったヴィルシーナは元々好きな馬だった。

馬主はご存知"ハマの大魔神"佐々木主浩

クイーンCの勝ち方を見て惚れ込み、桜花賞では惜しい2着。

残念だがむしろ良い内容だった。

しかし期待したオークスでは5馬身も離されて勝ち馬の引き立て役に。

仕切り直しのローズSでまたしても2着に敗れるのを見て、三冠ラストチャンスの秋華賞を前にして応援する心が完全に折れる。

そのまま気持ちも離れてしまい、それ以降は名前を聞く度に切ない気持ちになった。

淡い恋の終わりは切なさだけが残る。

ジェンティルドンナの名前を聞いた時も同様に切なくなる。

ジェンティルドンナが悪いわけではないのだが…。

 

ともあれG1を勝つことができてまぁ良かった。

昔好きだった女の子が結婚した、と人づてに聞いた時のような気分だ。

古いアルバムをめくるような気持ちでウィキペディアを見ていたら、名前の意味は「頂上」(ロシア語)。

ああそういえばそんな意味だって前にどこかで見たな、今となっては皮肉な名前とも思えるが、今回でようやくひとつの頂上に立ったわけだ。

などと心のアルバムを眺めながら微笑んでいたが、次の一文で我に返る。

 

馬主である佐々木の妻、タレントの榎本加奈子の命名である。

 

私が抱いていた淡い恋心は消え去り、私は大人の階段を登り切った。