母父トニービン

明るいところで読んでね

お世話様です

 昨年の暮れに「今年も1年間、このブログにお付き合い頂きありがとうございました」ってのをよく見かけた。へーやっぱりみんな読まれてありがたいんだなーと思った。俺は人に読まれてありがたいとか思ってんのかな。

 うーん、もしありがたい気持ちがあったらさすがにたまにはそれを表明したくなるんじゃないかと思うし、表明したくならないってことはありがたい嬉しいみたいなのはないのかなぁ。いやないこたないんじゃないのかなー。よくわからん。

 でもまあやり甲斐のひとつになってる部分はある。基本的には「俺が勝手に書いたものを誰かが勝手に読んでる」だと思ってるんだけど、そりゃあ何のリアクションもなく毎日が暖簾に腕押しだったらそのうちつまらなくなるだろうし、そうだったらどこかで止めてたかもしれない。それで続けるならもっと背筋を伸ばすなりして別のものになってたでしょう。そっちルートいく前にセーブしとかなかったから検証できないけどね。

 そうなるとやっぱり読んでくれてありがたいになってくるのか。読んでる人がいてこそこんな感じで書けてるってことになるもんな。うーむ。もう少し面白い着地になると思って浮いたんだけどいい風がこなかった。なんだこれ。なんとなくしりとりしてたらんが付いてて負けてたみたいな気分だわ。

 

 あーだからあれだよ。続いてきたのは読んでる人のおかげだけど、そもそも俺がブログを続けていきたいと願っているわけじゃなくて、たまたま続いてる感じだから、みんな!いつもありがとうな!ってならないのか。来週も見てくれよな!とも思わないもんね。

 あとは書き手と読み手の持ちつ持たれつみたいな、町の商店街みたいなところもあると思う。あーどうもいつもお世話になってますーっつって。ユニコーンの曲に「いつもお世話になっています私は地球ですー」って歌詞があって、その後に核兵器が出てくるんだよ。つまりこれはもう書き手と読み手のCold warですよね。

 そういうわけでたまにはブロガーのみなさんの軍事力を見せてもらいたい。たまにあるじゃん、読んだ後に、いいぞ!って言いたくなる文章。エントリ。渾身のエントリとでも言うか。3ボール2ストライクからピッチャーが外角低めにズバーンとストレート決める感じ。俺のイメージは大瀬良かなー。それだ!!って。スラムダンク安西先生の気持ちになりたいよ。

 お前のそれが見たかったんだよ俺は!お前!この野郎!待たせやがって!っていうやつ。そういう気持ちにさせられちゃうやつ。まあそういうのは読む側のその日のテンションにもかなり左右されたりするけど、食ってるうちに汗かいてきてどんどん食欲が沸いてくるピリ辛とんこつみたいなやつを半ライス付きでモリモリと頂きたい。

 

zuisho.hatenadiary.jp

重要なのは筋肉の躍動です、僕が書く筋肉を十全に発揮して書き、貴方が読む筋肉を十全に発揮して読む、そのふとした瞬間にもし目でも合おうものならお互いをお互いになんて美しいだろうと息を飲むに決まってるじゃないですか、そして人は美しいものには無条件で最大限の敬意を払うに決まってるじゃああ~りませんか

 

 

 これですね。

 っつってもまあそんなの書こうとして無理に書くものでもないし、読む側から強く求めるものでもないよなー。それこそどうもお世話様でーすのテンションだよ。まあうまく書けなくてくしゃくしゃにした原稿用紙でも、ゴミ箱に投げ続ければたまには綺麗に入るでしょ。ゴミ箱いつも綺麗に掃除しとくからみなさんもどんどん投げなさい。別に投げるの上手くならなくてもいいから。

 書いててあんまり楽しくなってこない時期ってのもあるもんなー。ん?でも書いてて楽しいってのもほとんどないかも。書いてて楽しいとかっていうよりは、公開ボタンを爽やかな気分で押せるかどうかって気がする。あれはなんだろうか。風呂上がりにいやーいい風呂だったと思えるかどうかに近いかも。前もなんか風呂に例えたことあったな。書いてさっぱりしたいね。

 

 ところで俺のブログでそういういいやつってあったのかな。最近あんまりそういうことを考えてない。どれがそういうのなんだろうか。ということで去年のベストエントリ大賞が決定いたしました。発表は……CMの後です!