母父トニービン

明るいところで読んでね

カモンベイベーフランス

 なんか絵本展みたいなのに行ったらさー、「ナントカナントカ(横文字)世界の絵本展」だと思ってたのがよく見たら「ナントカナントカ(横文字)絵本の世界展」だったよ。全然意味変わってくるやん。

 しかもそのナントカナントカってのは企画展のタイトルとかそんなんだろうなーと思ってたら固有のユニット名らしくて、そのユニットの絵本の展示だった。そういうことか。世界中の絵本が一堂に会す感じかなーと思ってたのに出展者1組だけよ。まあ知らないなりに普通に楽しかったけどね。本の内容とかよりもその着想やそこからの膨らませ方とか形にしてゆく流れがちょっと面白かったな。

 

 最近なんかそういう愚かな早とちり増えた気がする。たまにエレベーター乗ってボタン押して上に動き出して、一瞬ぼーっとしてすぐにドアが開いたから最近のエレベーターってほんと早いよなーと思いながら降りたら5階行きたかったのにまだ3階だったとかしょっちゅうある。

 ドアが開く時のあのポーンみたいな音であっ降りなきゃってなってるのかもしれない。考えてみるといっつも同じエレベーターでだけ間違えてるし、音が鳴るエレベーターだけ引っ掛かってんのかもね。ブックオフの店内で棚に隠れていらっしゃいませー!って叫ぶとそれにつられて店員がいらっしゃいませーって言っちゃうみたいなやつだよね。

 1時間だけって約束してゲーム始めた子供に1時間経ったわよって母ちゃんが声かけてもなかなか止めないけど、1時間キッチンタイマーみたいのかけてピピピッて機械音が鳴ると割と止めてくれるんだって。俺はたぶん止めないけど。黒夢のLike a angelのイントロがダダダッダダダッダダダダッダダッって流れたらあっ最後の曲だっつって止めるかもしれない。「っ」が多い文になった。

 

 子供の頃は三匹の子豚の絵本をよく読んでたらしくて、確かにそういう記憶がはっきりあるけどどのへんが好きだったのか全くわからん。思い出せないとかじゃなくて全くわからん。好きだったかどうかもわからん。別に面白いから繰り返し読んでたってわけでもないような気もする。

 俺が幼稚園の頃はみんなで体操するわよっつっても部屋に残って一人で積み木やってるような子供だったらしい。それもよく覚えてるんだよなー。たけのこ体操みたいなやつで、明るい曲に乗せて楽しげな踊りすんのとかもう恥ずかしすぎて絶対無理だった。昔からハイテンションではしゃぐってのがあんまりできなかったんだな。

 

 

 

 いやーしかし今年もいいツールだった。中継が終わって、今年もいいツールだったなぁ・・・と思った途端にすげー寂しさが襲ってきた。寂しさを感じることに対してわずかな快感もあるにはあるんだけどすんごい寂しい。満足感と喪失感が表裏一体なんて儚いねぇ。

 終わっちゃったなー。でもよかったなー。G・トーマスが勝ち切ったよ。トーマスだったんだなー。まさかトーマスがあんな強さで勝つなんて。表彰式でやり切った顔してたもん。そういえばこういう大会の表彰式の気持ち良さを知ったのってツールからかもしれない。

 実況のサッシャが「思いがけないタイミングで自分にチャンスが回ってきた時にも、ちゃんと準備をしていた、ちゃんと努力をしていた、そういう人が結果を残したツールだった」って言っててすごくよかった。栗村修は「コツコツやってきた人の目の前に、突然現れるご褒美」って言ってた。日本人好みのツールだったかもしれん。いや世界共通だろこれは。

 

 今年スプリンターがどんどんリタイアしていっちゃって、おいおい今年のコース決めたの誰だよこの野郎って世界中が思ってる中で最後まで生き残ったクリストフが、デゲンコルブとデマールを抑えて最終日のシャンゼリゼを勝った。

 フルームがタイムトライアルで王者の意地を見せたのもよかった。やっぱりフルームの強いとこ見たかったんだよ俺は。でもやっぱジロと連チャンはしんどいのかな。コンタドールもそうだったし。

 バルデとバルギルはもう一息って感じだったけど、アラフィリップとラトゥールが賞取ったりフランス人もだいぶ盛り返してきてる感じあるなー。石畳ステージ寝ちゃったのだけ残念だった。

 あと初日に落車して肩甲骨折れたまま走ったアメリカのクラドックって選手が、初日からずっと総合最下位のまま全ステージ完走して史上最強のランタンルージュになった。これは地味に名前残るだろうな。なんか走りきったステージ数×100ドルかなんかをハリケーンの災害のなんとかに寄付するらしくて本当にカモンベイベーアメリカだわ。かっこよすぎるけどちゃんと骨くっつくのかしら。

 

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