母父トニービン

明るいところで読んでね

メンピン一発ツモあじさいバンバン

「平成の30冊」みたいなやつ見たら読んだことあるの2冊だけあった。良いとされるものを集めたリストに知らない作品がいっぱい残ってるほうが、へーじゃあ今度あれ読んでみようかなみたいになるから助かるよね。

そういうのやるなら「平成の音楽アルバム30枚」みたいのも誰かやってくれれば文句言えて楽しいのにな。どうせ1位宇多田ヒカルだろ。でも30枚とかにしちゃうとサザンユーミンB'zドリカムミスチル安室奈美恵浜崎あゆみGLAY椎名林檎ゆずEXILEとかそういうトップランナー達が1枚ずつ埋めてく感じになりそう。

ってことはまずLUNA SEAは入んねぇなこれ。あーあ。globeの1stはベスト10に入ってほしいなぁ。PerfumeのGAMEは25位くらいか。モンパチとどっちが上だろう。

音楽は文章よりも流行り廃りの振れ幅が大きいから尚更文句つけるのが楽しそう。後から評価するとなると結局普遍性のあるものが強いのかもな。

その点競馬は要するに駆けっこだから名馬の普遍性がすごい。ナリタブライアンはリアルタイムで見てないけど今見ても化物だもんね。とんでもないよあの馬、知らんけど。だからこそスターマンの衝撃もすごかったんだろうなぁ。

そういえばこの前競馬場に行った時に、去年の秋に周回数を間違えて大問題になった山田騎手が復帰初勝利をあの時と同じ馬主の馬で決めてて、なんかいい話な感じになってたけど馬券外れた俺からするといい迷惑なんだよ。

 

 

Mリーグおもしれー。前身のRTDリーグを全く見たことがなかったので最初は知らない選手もけっこういて、知ってる選手を中心に見てたけどもうみんな知ってる選手になった。ちょうど野球のシーズンオフなのがいいよね。

選手のキャラクターが多様すぎてなんかもう昔の格闘ゲームみたいなんだよ。佐々木寿人なんか顔つきから遍歴からどう見てもゲームの登場人物だろ。

まず俳優の萩原聖人がいて、何年も不調続きだった悩めるイケメンがいて、天才型の女がいて、フリー雀荘で稼ぎまくってプロになったやつ、ネット麻雀で勝ちまくってプロになったやつ、麻雀プロだけど普段はサラリーマンやってるやつ、グラビアアイドルもやってるやつ、攻めまくる豪腕おじいちゃん、シンプルに現役最強のやつ、セレブ女、供託泥棒、スーパーデジタル麻雀野郎、リーチおじさん、魔術師、などなど。

すげえわ。『卓上の舞姫』『ドラは恋人』の二階堂亜樹でさえもうキャラが薄く感じる。キャミィとサクラが出てきた後のチュンリーみたいになってる。

 

そんで何が面白いって、解説の人が言う「彼の気性からいって、あの牌を切って攻めのリーチをかけるでしょうね」ってのが全然当たらないのよ。「あらぁ、まさか彼がここでオリるとは思いませんでしたよ」ってなるの。

元々は完全個人競技だから自分のことだけ考えればよかった麻雀プロが、チーム戦になったことでかなり打ち方を変えてるみたいなんだよね。勝つために自分のスタイルを築き上げて固めてきた人達が、チームを勝たせるためにそこに折り合いをつけたり逆に無理したりしてんのがすごい。

おじさんが作ったマイナスを別のおじさんが取り返して、「よかったよぉ〜」「ごめんねぇ〜俺が負けたせいでプレッシャーかかっちゃったよねぇ〜」って2人で泣いてんだもん。健全かよ。

あとこの時代にあって物理的な点棒のやりとりしてんのもなんか面白い。なに2600点アガって両替してもらってんだよ。来期は天衣無縫とトイツ王子と麻雀忍者が見たいね。