菊花賞の日は仕事だったので帰ってからレース見るつもりでいたけど、3時過ぎたらなんか急にそわそわしてきて、休憩時間をずらすような体で3時半からこっそりスマホでユーチューブ開いて中継見ちゃった。
コントレイル自体に好きも嫌いもないし、負けちまえとか三冠決めてくれとかそういうのは全然なかった。それでもやっぱり三冠がかかるってのは気持ちが高ぶるんだな。不思議なもんやね。
レースの感想はあのー、うん。ゴール直後に「さっ、仕事仕事」ってなった。見なきゃよかったってことはないけど、ポジティブな出来事はなかったな。でもむしろ後追いでこのレース見るほうがきつかったかもしれないわ。競馬なのに競わないで別の仕事してる馬いるもん。
ライオンはウサギを狩るのにも全力を尽くすっていうけど、百獣の王があんなに周到に根回しするの見て面白いかね。なにライオンが人事を尽くして天命を待ってんだよ。折角のライオンなのに。武井壮よりおもんないわ。
ネオユニヴァースの時は同じ勝負服のザッツザプレンティが仕掛けてたのにな。クラブ馬主は事情が違うかもしれんけどさ。いや今のクラブ馬主はどうなのか知らんよ。
それと突然出走を表明したキメラヴェリテで逃げたのは、ビアンフェに潰された松若だったんだな。これはレース後に知った。しかもドベ負け。嫌な世の中だねぇほんと。
しかし福永のインタビューは良いよね。大仕事をやり遂げて、晴れ晴れとした顔で受け答えしてるから見ててすごく気持ちが良い。武豊ともまた違う感じだよなぁ。やっぱ一昨年ダービージョッキーになっていろいろ変わったところもあるんだろうか。
そりゃあ同期もアシストしたくなりますよ。あの馬の単勝買ってる人はどんな気持ちになるんだろう。馬主からしたらアシストとして仕事してくれる上にきっちり賞金咥えて帰ってくるんだから、きっと同じくらいかわいいんだろうけど。
そんでレース後に調教師が今後3000m(級)のレースを使うことはないって語ったらしいと知った。つまり勝機のないレースに挑むことはしないと。だめだこりゃ。好きなだけ無敗でいてくれ。
三冠馬になった日にわざわざ天皇賞春に出ない話するとかすげえな狂ってんのかよ。あいつ日本競馬史上初だわ。調教師がコントレイル超えやがった。三冠当日に転厩してほしいと思っちゃうなんて後にも先にもねえだろうな。
そこいくとキズナはよく2回も天皇賞出たよ。ノースヒルズってそういうとこだと思ってたんだけどなんか変わったのかな。まあ言ったのは調教師だからそのへんはわからんけど。
でも菊花賞の直線で「こんな競馬、俺は認めねえ!ルメール差せ!」と思わずに、割と素直に「どっちだ!内か?」と見てたあたり、まだダークサイドに墜ちてはいないと認識できた。私も大人になったのかもしれない。