昨日さいたまクリテリウムを見てきた。
クリテリ・・・は?何それ? →街中でやる自転車の周回レースです。
↓関東財務局より昨年のさいたまクリテリウムに関して
http://kantou.mof.go.jp/content/000076229.pdf
ツール・ド・フランスが何故こんな日本のさいたま市なんかに来るのか、全く持って謎めいたイベントなんだけど地元民としては今年も開催してくれて本当に嬉しい。
第1回の去年はいい感じのにわかファンなりに楽しんで、今年は初めてちゃんとツール・ド・フランスを見た準にわかファンとしてまた違う楽しみがあった。
地元民の感想をひと通り。
まず今年のコースはこんな感じ。
さいたまスーパーアリーナの中を通るというこれまた謎のコース設計(後述)で、1周3.1kmを20周。距離は昨年よりちょい長くなったらしい。
それを1時間半かからずに完走なので平均時速40kmは軽く超えてるな。
この周辺はねぇ、学生の頃ちょっと買い物に行く時なんかに自転車で通ったりした道なんだよ。
コースの進行方向とは逆になるけど、この地図真ん中下くらいのぐにゃっとした曲がり道を自転車で坂上から下っていく時はめちゃくちゃ気持ち良いんだよねー。
それくらい地元。前回もそうだったけどそんなところを世界の一流選手が走ってるのが不思議でねー、ニバリと京浜東北線が並んで走ってんだもん。
通常のロードレースだと観客は沿道に沿って立ち見なので観戦料は無料。もちろん本場も同じ。
しかし今回スーパーアリーナ内の席は関係者限定の有料にしたらしい。たぶんこれかなり珍しいこと。
開催費用をそこで少し賄うとは面白いことやるなと思ったけど、映像を見た限りでは観戦席として微妙に見えた…
まぁまだ開催2回目だし、市民税を納めている立場としてはそれ以外にもレース名に企業のスポンサー名を冠するなど「試みた」という姿勢はとても評価している。
市の財政的な理由で開催すること自体がなかなか大変らしいので。
実際ベルーナはかなり名前売っただろうね。
周回レースは何度も選手を見られるので場所を定めて見るのが基本だろうし(特に写真取る人)それが一番疲れないんだろうけど、レースの展開と結果をきちんと見るには帰ってテレビの録画を見るほうがいいと思ったしとにかく地元で行われてるイベントの雰囲気が味わいたかったので、去年と同様にコースを一周歩いて回りながらところどころの観戦エリアでレースを見た。
そんな感じなのでレースが残り何周なのか全くわからないし、今年は最後のスプリント勝負になったから誰が優勝したかもわからなかった。
観戦客と通行人の間、スポーツの熱狂と近所の散歩の間。帰りは徒歩。
コース周辺は去年よりもだいぶ歩き易くて、最初は去年より観客減ったのかな?と思ったけど観戦エリアと歩道の分け方がだいぶ改善されていたっぽい。
しかし目の前でニバリやフルームが走ってるのを見た時は震えたなぁ、ニバリのあの無精髭までくっきり見えた。
前半ずっとおとなしくしていた新城・別府のジャパンチーム2名が後半で一気にアタックしたところも震えた。
去年は割と地元っぽい感じの年配の人が何かやってるぞどれどれ的なノリで多くいた気がしたけど、今年は20~40代のロードレースファンの割合が増えたように思う。
弱虫ペダルの影響で徐々にファン増えてるのかな、俺読んだことないけど。
国内の自転車文化も盛り上がってほしいと多少は思ってるし、さいたまクリテリウムも地元の文化として根付いていってほしい。
いい散歩だった、イベントが続く限り毎年続けたい。