前に書いた記事。
この何が言いたいのかイマイチよくわからない文章に出てきた、俺が納得いかなかったという教材を見つけた!
まあ「道徳 バント」で検索したらあっさり出てきたんだけどね。
そうそう、そういえば名前は星野君だった、そうだった。懐かしいなぁ。ホームランじゃなくて二塁打だったか。
俺の記憶ではあんなに長い文章じゃなかったから、小学生向けの教科書ではかなり端折られていたんだろうな。
どうやらこの話は戦前に書かれたものだそうで、確かにそんな匂いを感じさせる雰囲気がある。
やっぱり賛否両論はそれなりにあったらしいく、今の道徳教育ではあまり使われていない様子。
最初は見つけ出して文句つけてやろうと思ってたんだけど、この内容を今の常識で語っても仕方ないな。
むしろ俺は、
この青二才め!世の中はこういうものなのだ! はい!申し訳ありません!
今から罰を与える!全員平手打ちだ!並べ! はい!お願いします!
俺だってお前らが憎くて殴るんじゃない!これは愛の鞭だ! Yes!Sir!
っつって最後みんなで泣く、みたいな昔のノリってあんまり嫌いじゃなかったりする。
モラル・道徳とか安易にそういう言葉に向かわない、まわりくどい感じね。そのくだりを一回経由しないとだめ?そう、しゃーねーな、見るよ、一応ね、見るけど、あぁいいシーンだなこれ、みたいな。
だいたいみんなの前で簡単にモラルとか道徳とか声高に言う奴ほど、モラルや道徳や品に欠けている気がする。
そういうわかりやすい言葉の盾に隠れるのって自分で自分の身を落とすことのように思えてならないんだよ。
ひとつ文句つけるなら、返事があいまいな星野君の心情を監督が察知してやって、もう一声かけて念押しするとかしてやればまた違ったんじゃねーのかな。
やっぱそこも時代の色というか、失敗を「させない」ということにそこまで重きを置いていないのかもしれん。
そんな感じで、こうして私は無事に過去の道徳教育と和解できました。
けっこうすっきりした。
今後の道徳の授業でもし俺と同じようなことを感じる生徒がいたら先生はそいつをどう評価するのか、これは気になる。
これ書きながら、先生の年代によってかなり差が出るんじゃないかという気もしてきた。
しかしこの話、一番の被害者はチームメイトだよな。