母父トニービン

明るいところで読んでね

無知を馬鹿にすんじゃねぇハゲ

 



これに出てくる作品はひとつも知らないんだけど、俺も他人のミーハー心やにわかファンにイラッとくる気持ちは確かにある。

しかし実際自分がサッカーの試合を見るようになったのは日韓W杯の少し前という一番にわかが沸いて盛り上がったor最悪な時代だし、競馬を見始めたのは競馬ゲーム全盛の頃でみどりのマキバオーとかも流行ってた頃だし、あんまり人にあれこれ言えるもんじゃないのよね。

広島カープを好きになったのも20年前くらいのパワプロで「野村-正田-前田-江藤-金本-緒方、代打に浅井と町田(さらに翌年ロペスが入ってくる)」の打線が恐ろしく強力で、かつ「大野-佐々岡-紀藤-山内-澤崎-黒田-横山(チェコはもういなかったかなぁ)」と投手陣も異常な程に揃っていたので当時ペナントレースで使ってたから。それで気にして野球中継見てたら前田、江藤、大野が大好きになってしまった。そこから。

自転車ロードレースなんかそれはもういい感じににわかファンで、去年初めてツール・ド・フランスをじっくり見ただけでもうロードレースを知った気になっちゃってるからね。新しい趣味ひとつ増えるのがあんなに楽しいとは思わなかったわ。

詳しく知らないスポーツ見るのって面白いよ。ロードレースなんかは他のスポーツに比べて選手間の暗黙の了解みたいのが多いらしくて、最初は「あれっここチャンスじゃないの?」とか「さっきのが駄目でこれはアリなの?わからんなー」とか思ってると凄く頭を使う。実況と解説を一生懸命聞いて、いろいろ覚えようとする。普段いかに頭使わないで慣れっこでスポーツを見ているかよくわかったね。

 

話逸れた。にわかを卒業して(その基準もようわからんが)ちょっと何かを知ってる気になってきたくらいのタイミングで調子に乗って初心者を馬鹿にしたりする奴がいるんだよなー。

 

この間さー、Twitterで高校生くらいの女の子が「イスラム人って日本にもいっぱいいるんだって、みんな夜道には気をつけてね」みたいなツイートしたのを、わざわざ画像で撮ってまで晒してるツイートがどっからかリツイートで回ってきたのを見てTwitter始めてから一番キレた。

 

すごく怒ってますねぇ。確かにまる2日くらい気分悪かったもん。

何で馬鹿にしちゃうのかね。知らない人には教えてあげればいい話だし、それをしないのなら放っとけばいいのに。

1年後にお前が馬鹿にされる側になってる可能性もあるからな。あくまで「たまたまその瞬間はお前のほうが少し知っていた」だけだからな。お前だって最初から何でも知ってたわけじゃないだろう。

 

 

普通の友達でもネット上では「うわっこいつ痛いわ」と思うことあるじゃん。普通に会話してる時はそういうことあまりないのに。

よくよく考えてみるとそれは好きなものへの気持ちに対してではなく表現の方法に嫌悪感を抱いている場合が多い。

じゃあ人に嫌悪感を与えないような表現を常に心がけるべきなんだろうか。そこに節度は必要なんだろうか?

もし俺が「ケイアイガーベラたんしゅきしゅき」って文字に起こしてたら相当痛いだろうなと考えた場合、やっぱり節度は必要になるな。あぶねー。そういうギリギリの線上にいる気がしてきた。

でもどうなの。実際どうなの。そんなに遠慮する必要あるの。テンション上がっちゃうことあるじゃん。

うーん、というか何でネット上だとそういう風に見えちゃうんだろう。その瞬間だけ切り取って見てるからそう見えるのかな。ネット上での発信は日常会話と違って無駄なものが省かれて純度が高くなるからか。テンション上がるまでの過程が見えないからか。

 

ってか伝わる。好きなものの話をちゃんと自分の言葉でしている人は、あぁこの人好きなんだなぁ、ってのが伝わる。キモくても多少許せる。

数字や人の言葉ばっかり引っ張ってくるのは客観的に見た内容は凄く伝わるんだけど、主観が薄くて「で、あなたは?」って思っちゃうよね。自分の発言を自分で背負うのが嫌な場合もあるのかな。なんだろ。

 

 

踊れ踊れ。批判しかしない奴なんて下らん。そういう奴らは物事の楽しみ方を知らないだけなんじゃないのか。

 

 

それ大事ですね。お疲れ様です。