関東のファンファーレ鳴る競馬場人ごみの中そを聞きにいく
こんばんは。あじさいたくぼくです。
昨日は東京競馬場にNHKマイルカップを見に行ってきた。いやNHKマイルカップのレースそれ自体にはあまり興味がない。出走馬の半分くらいは知らない馬だ。このレースは毎年じゃないけどNHK交響楽団がファンファーレを演奏するので、今回はそこが最大の見所。お友達と見に行く約束をしていたので昼から参加。
いや~やっぱり府中はいいですわ兄さん。
トンネルばっかり通って耳が疲れる電車を降りて、JR府中本町駅から競馬場に向かって伸びる連絡通路を歩く。
壁に並ぶ過去の名馬のポスターを見ながら歩くと少しずつ気持ちが盛り上がってゆく。そしてその中にある2012年凱旋門賞の直線の写真を見ると、いつもなんとも言えない気持ちになる。
あの時オルフェーヴルが勝っていれば、あと一歩で勝てたのに、勝てたと思ったのに、なんで勝てなかったんだろう。今更ぐだぐだ言っても仕方ないことを思いながら、券を買って入場門を抜ける。
そこからは少し下り坂になっていて奥にはスタンド、少し進むと一気に視界が開けて右手に芝コースが見えてくる。このつくりがたまらない。そしてこの季節は芝が本当に綺麗だ。
仲間が席をとってくれているので、そこへ合流。全員揃っている。つまり・・・
馬券のほうはメインレース前にちょっと大きいのを当ててだいぶプラスになった、馬券であそこまで興奮したのはかなり久し振りだ。しかしそこでその日は勝って帰れることが決まってしまったのでその後の馬券に対する緊張感は薄れてしまった。メインレースに特に興味があるわけではないし、買いたい馬や応援したい馬がいたわけでもないので適当に買って適切に外し、適度にがっかりする。
メインレースはクラリティスカイが勝ち、横山典弘騎手は2週連続のG1勝利となった。
先週の天皇賞はゴールした瞬間に「競馬って本当に面白いなぁ」と素直に感じた。出遅れて最後方から進め、早めにポジションを上げていったのだが3コーナーでぱたりと止まったので「はい終了~」と思っていたらまた盛り返してきて驚いた。2番人気の馬に対して驚くのは失礼かもしれないが、俺はレース前から完全に見くびっていたので直線はほんとに何事かと思った。理解ができなかった。
フラガラッハで逃げたりと驚くような競馬をする横山典が、今度は正攻法の競馬でしっかり勝ちきる。
以前は「後方一気」「G1で2着ばかり」というイメージだったファンの見る目も、もう最近は全く変わっているだろう。本当に凄い騎手になったものだ。堂々とスタンド前に帰ってくる姿を見ながらそんなことを感じた。
終わった後はいつも通りに愉快な仲間たちと飲みに行く。競馬ファン同士は本当に話がよく合う。
例えばプロ野球やJリーグのファンは贔屓のチームの試合を中心に見るので、その競技のファン全体が見るような試合は日本シリーズやオールスター、カップ戦の決勝くらいと年間でもごく限られた数になる。
その点競馬ファンは、少なくとも重賞レースくらいはみんな同じレースを見ているのでほとんどが共通の話題になってくれる。
広島ファン以外でこの前田の打撃が印象に残っている人はどれくらいいるんだろうか?
あと東京ドームで外角高めを引っ張ってボッコーンとホームランにしたこともあったよね。
あと、ふとした時に聞ける競馬観も面白い。
「中央競馬の馬は丹念に調教をして体調その他を整えた上で良い環境の下でレースをしているが、地方競馬の馬はひたすらレースに使われている。まるで働き詰めのサラリーマンのようで、より感情移入できる」
なるほどなぁ、と思った。
そして広島カープは6連勝。
大瀬良に勝ちがついてからチームの空気が変わったのかな。これで5月は7勝2敗。
でもまだ借金2つ・・・「まだ借金2」と思うか「あと2勝で暗黒の4月を清算」と思うか。とにかく、4月で膿を出し切ったと思いたい。
数ヶ月後、この文章を見返して「あーこの時期までは借金生活だったんだなぁ」なんて思えるような状況になっていてほしい。
そんで上に書いたように俺はほんとに広島の試合しか見ていないらしく、競馬場行く時に電車のテレビで横浜が首位だと知ってビックリした。
というわけでこのへんでドロンします、ごきげんヨーヨー。