こんなことになってるとは知らなかった。
最近ニコニコはあんまり見なくなったしなぁ。
クリエイター奨励プログラムってのも全然知らなかったわー。はてなブログのマネタイズ関連と近い話なんだろうなこれ。
ネットではどこも同じような問題が起こるんだなぁ。
ネット全体の"ウェーイ化"問題とも絡んでそう。うーん、嵐とAKBしかいないCD売上ランキングとも似ているかも。
ふぅって人のラジオ動画も見た。
昔はたまにゲーム実況も見たりしてて、今でも時々見ようかなーと思う時がある。結局見ないんだけど。
実際にこのふぅって人が批判しているような投稿者の動画も見てた。でも、ある時期から急に面白くなくなったから見なくなったんだよね。
あれはこういうことだったのかな・・・そういう動画にシフトしたからなのかな・・・とすごく納得してしまった。
まぁ動画もブログもハナから金目当てのコンテンツとして作って公開して宣伝してもいいと思うんだよね。直接であれ間接であれ一時的であれシステム上であれ世間からそこに金払う価値が見出されているんだから。
ただそこから金儲けのために節操がなくなって品が落ちてゆく場合がよくあって、そういうものが全体の雰囲気に影響していって、グチグチ言い出す人が出てきて、更に雰囲気が悪くなるよね。
ランキングが荒れて嫌だってのもそのへんのことでしょ。
っていうかさ、ランキングが荒れるんならタグで探せばいいじゃん。
俺もニコニコ動画見始めて数年はランキングの存在なんて知らなかったから、ずっとタグで探し回ってた。ボカロランキング動画はよく見てたけど。
ランキング以外の方法で面白いものを手軽に見つけられるように作られていない仕組みも問題だけど、手軽に面白いものを見つけようとする、いや簡単に見つかると思ってるのも問題なのでは。
今回のことを「マリオメーカー問題」として批判している人達が言いたいのは、俺達とあいつらは別なんだから、俺達のいる場所を壊さないでくれよ、ってことなんじゃないの。ふぅって人はそういうラインを引きたかったんじゃないかな。
深夜番組がゴールデンに昇格して「毒が抜けて面白くなくなった」だとか、大して売れてないうちから好きだったバンドが売れて「なんか変わっちゃったよねー」みたいな感情に近いような気がする。
中学生の時に、気の合うメンバー数人で昼休みに校庭の隅っこでサッカーやってたのよ。
いつものへたくそなメンバーだけで和気あいあいとやってるから楽しかったのに、楽しそうジャン俺も入れてよーあっ俺もーって徐々に人が増えていって、そのうちサッカー部の奴らなんかも混ざってきたりして、その"場所"の持つ意味が変わってしまった。
それで俺を含む当初のメンバーはなんとなく抜けていった。それ以降は詳しく覚えてないけど、たぶんまた別の場所でなにか別のことをやり始めたんだろう。
ただ、"自分達の場所"を取られたって残念さだけはよく覚えてる。
今のゲーム実況者は、公式から認められること、つまりアングラでなくなることによって、「負け組」から「勝ち組」に変わってしまったのだ。
認められること、お墨付きを与えられることによって、ニコニコ動画のゲーム実況は終わる。
まったく違うものなのだ。「負け組」のニコニコゲーム実況者と、公式に囲い込まれた「勝ち組」実況者の間には、本当に大きな違いがある。嫉妬と卑屈と無理解が渦巻く、誰もがコメントの地平に縫い付けられていた「底辺」のニコニコと、ガイドラインが定められ、NG共有機能が強化され、公式に囲い込まれた「成功者」のニコニコは、まったく違うサービスだ。（中略）だから、そこを曖昧にしないために、僕達のニコニコと、変わってしまうニコニコの間に一線を引くために、あのときのニコニコ動画をなかったことにしないために、「ふぅ」のあの動画が投稿されたのだ。
俺もニコニコ動画の「くっだらない動画」と「カオスな面白さを無駄に追求しているアホな奴ら」が好きだったから気持ちはかなりこっち寄りなんだけど、変わってゆくニコニコが嫌なら自分達でサイトを作るかほかのサイトに行きなさいよってことになってきちゃうもんね。
もう近いうちに校庭ほとんどとられると思うのよね。それは場所の所有者がそうしようとしているんだからどうしようもない。
あーあ、つまんねえなぁ。馬鹿かよ。
そして、ここまでの文章とは関係なく、ただ俺が思うのは、このマリオメーカーというゲームの存在がすげー気持ち悪い。
お盆休みに勢いでWii Uとスプラトゥーン買っちゃった時にゲーム屋でこの広告を見かけて、何だこれは・・・と血の気が引いた。こんなん絶対実況プレイ動画だとかそういう方面を意識して発売してるだろ。そっちからも火がつくことを狙って出してるだろ、誰がやるかよこんなもん、って思った。
冷静に考えるとそこらへんを意識することはなんにも悪くないんだけど、その発想はすげー気持ち悪いと思った。
