母父トニービン

明るいところで読んでね

ボルト速すぎてすることない

 

ボルト速すぎてすることない。
っていうか何にも思うことがない。うっわぁ〜〜〜しかない。ツイッターで「私の語彙力は〇〇点です」みたいなやつ流行ってるけど、シンプルかつ桁外れに凄いものを見ると全く言葉がない。
「風を切り裂いてトラックを駆け抜ける、そう、それは、ジャマイカから吹く風」とかこねくり回すとどんどん事実と離れていく。風2回出てきてるし。
 
だからなのかな、スポーツ実況とかでアナウンサーが名前叫ぶの好きなんだよね。サッカーとかで多いやつ。
「本田が前を向く、ここで左の香川を使う、ドリブルからー、中に上げる!岡崎ーーーーーーー!!!」って点取った選手を叫ぶやつ。一番格好良いのはルーニーね。英国アナウンサーの「ルーニーーーー!!!」はテンション上がる。
競馬もポエムと言われる実況もまあいいけど、「テイエム来たっ!テイエム来たっ!テイエム来たっ!テイエム来たっ!」とか「オグリ1着!オグリ1着!オグリ1着!」みたいなのが俺は好きだし印象に残る。
オリンピックで一番印象に残ってる実況は「高い!高くてっ!高くて!高くて!高くていったーーーーーー!」ですかね。
 
 
あと、ああいうボルトみたいな楽勝を見ると溜息が出る。なんだよそれ、って。
早く走るための身体や才能に恵まれて努力もして国家レベルでの周りの協力もあっていい靴とかも履いてるやつらが世界中から集まって人類の限界を目指してんのになんで接戦にならないんだよ。
俺そーいえば個人競技ってあんまり見ないかも。卓球も体操も柔道もテニスもゴルフも陸上競技もほっとんど見ない。福原愛だけは見た。そりゃだって福原愛だもん。福原愛で歯が立たなかったらもうしょうがないよね。あのラスボス感。
格闘技もK-1は流行った時からしばらく何年間か見てたけどシュルトが強すぎて見なくなった。ボブサップ面白かったなー。ホーストに殴られてすっげー痛そうな顔すんの。あー相撲も見ないわ。見ないけど千代の富士は無条件に好きだった。たぶんじいちゃんが好きだったからなんじゃないかな、という気がする。取組を見た記憶はない。
もし自分でやるなら性格的に個人競技のほうが向いてるだろうと思うんだけど、見るのは団体競技なんだな。これはなんなんだろ。紛れみたいな要素がいいのかもしれない。
陸上競技、特に駆けっこってめちゃくちゃシンプルで紛れなんてほとんどないからボルトの相手は本当にどうしようもないもんなー。相手がこう来るだろうからそれを狙ってこう返すとかクセを見抜いて弱点を突くとかそういうの一切なくて、自分で頑張って走るしかないとかマジで恐ろしい競技だ。
もし接戦になってれば「ガトリン惜しかったよねー、最後のあそこがさー」とかアホみたいな顔して話したりもできるのに。ボルト速すぎてすることない。ボルトはえー、しか言うことがない。それだけに余韻がすごい。ふと思い出して首捻りながら「いやぁ、すげー」って言ってる。
 
 
ところで武豊は大きいレースで能力の抜けてる馬に乗るとよく早め先頭の競馬で勝つんだよ。これやられると本当にどうしようもなくなる。返金してくれ。
3歳時のファインモーションとか、まあディープインパクトもそうだし、エアシャカール皐月賞もそう。エアスピネルの朝日杯もそうだったんだろうと思ってる。
ダンスインザダークのダービーでフサイチコンコルドに差された時は「えっ!?嘘やろ!?誰?」と思ったらしいね。
 
「出張したら、そのまま行きっぱなしさ」
Take a chance! 武豊オフィシャルサイト
 
これ父ちゃんが亡くなる10日くらい前に更新されたやつなんだけど、このタイトルはやっぱり父ちゃんがいよいよだったんだろうなーと読み返して思った。父ちゃんそんなによく知らないけど。よく知らないけど存在はよく知ってる、という感じ。しかし豊も幸四郎も親父にほんっとにソックリだよな。
溺愛してた末っ子の幸四郎メイショウマンボで勝ちまくるとこ見られたからまあよかったんじゃないのかな。
エイシンテンダーで重賞勝ってG1で逃げたのが幸四郎だったのをよく覚えてる。ってあれ、オースミタイクーンも父ちゃん管理してたのか。それはたぶん知らんかった。え?メジロベイリーもそうなのか。超大物馬主ばっかりだ。
 
今週末は札幌記念で競馬界のボルトことモーリス、北九州記念で競馬界のジョイナーことベルカントが走るので久々に競馬が楽しみですよ・・・ククク・・・。