母父トニービン

明るいところで読んでね

タイトルは大事

タイトルは大事だ。この間『〇〇が起きた時の話』というタイトルに興味をそそられて記事を開いた。読んでゆくとどうやら『〇〇が起きた時の話』はただの一例にしか過ぎず、すぐに本旨への展開が進展していって、結局のところ表題はただの呼び水でしかなかった。

その点私は全部適当なタイトルだからすごく親切と言える。バズる準備ができていないということにもなる。ブロガーたるものいつ如何なる時でもバズる準備を怠ってはいけない。だからタイトルは大事。私はこのインターネット上でバズるという夢をいつ手放したのだろう。何かひとつのことを1エントリで長く論ずる集中力もなくなってきた。元々あったのかどうかもわからん。そもそも誰に向けて文章を書いているのか。そういうよくわかんないことはもう考えなくていいよ。最近は犬派か猫派かもわからなくなってきた。ずっと猫派だったけどツイッターで猫絡みの「写真で一言」みたいなおもんないやつばっかり流れてくるから全面的にボケを猫に頼る人間のせいで猫に辟易してしまった。猫ッターとか犬ッターみたいの作ってゾーニングしてくれ。

 

 

1984』って本読んだら面白かった。内容全く知らずに読んだんだけどよかった。なんかこう、いい感じに難しくてわかったようなわからんような感じになるんだけど、俺は賢い人間だから言葉のニュアンスを理解した、ということにしておくととても気持ちが良くなれるちょうどいい塩梅だった。後半のこわいところで不意にマストドンって単語が出てきてちょっと笑った。

冷戦時のイデオロギー対立とか言われてもそういうのあったんだなーと思うくらいでどうもピンと来ないんだけど監視社会とか秘密警察とかは実際こういうノリに近かったのかなぁ。ここまで手間はかけないだろうけど。手間をかけないぶん現実のほうがおそロシアだったんだけど。

これ今の時代に読むから遠い昔の話だと思ってヒェーこわいこわいくらいでいけるけど、発表当時に読んだ人はめちゃくちゃ怖かったろうな。でもプロパガンダ映画とかを市民のほうも望んで見に行ってたって話もあるからけっこう怖面白いみたいなのもあったかもしれない。自分達のほうが良い社会だねよかったよかったみたいな。まあ自由に生きたいけど洗脳されちゃいたいみたいな二重思考はどっかにあるよね。

これと村上春樹の本は関係あんのかな。この間『ねじまき鳥クロニクル』3冊読んで、モンゴルの朝焼けはすごくよかったけど全体的に何言ってるのかわからなかったので感想をまとめると「意味がわからない」になってしまう。実際のところ村上春樹の魅力はいまのところわからん。

まあ小説って何が面白いのか具体的はによくわかんないしな。「なにか面白い小説教えて!」って言われても『猫を抱いて象と泳ぐ』以外に全く出てこない。一冊あるだけ幸せかもしれないけど。オムライス食ったってこの味付けが美味しいとかこの具材がこの風味がこの食感がどうだとか俺わかんないもん。『1984』も面白かったけどよくわからん。社会のあり方について考えさせられるとかも別にないし。そしたら今度はあれか。戦争と平和とか読もうかな。

いや逆によくわかる小説ほど面白くないのかもしれない。というか小説というジャンル分けもよくわからん。ジャンル分けといえばアドベンチャーゲームって分類が全くわからん。高橋名人の冒険島はアクションじゃなくてアドベンチャーなんだろうか。じゃあバグってハニーはどうなの。なんなんだよあのゲーム子供の頃全く意味がわかんなかった。レインボーアイランドが好きだった。

 

 

なんかカープ2位なんだけど。しかも首位の巨人と1ゲーム差。昨日は大瀬良がイマイチで5点ビハインドになっちゃったからあーあと思って他のことしてたらなんか追い付いてて、延長戦見てたら千両役者・鈴木誠也がサヨナラ2ランぶち込んで勝ってしまった。

なんなんだこれ。なにがなんなんだろう。3年前はなんでこんな急に勝てるようになったんだろうと思って、去年あたりはなんでこんないつもいつも勝てるのかと思うようになって、今季はなんでこんなに弱いんだろうと思って、今はなんでいきなり2位にいるんだろうと思ってる。なんでーなんでーなんでやねんねんねん。