母父トニービン

明るいところで読んでね

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いやーミルクボーイすごかったね。今年一番どころかこの10年で一番じゃないかってくらい笑った。しかも感情の変なツボに入ったのかしらんけどなんかその後ちょっと泣いちゃったよ。すごすぎて。

「今この人達が演じている、このネタが史上最高に違いない」と感じながら見られる経験なんて人生に何回もないよ。一度だけ過去にあった。あの武豊が完全に脂の乗り切ってる時にディープインパクトみたいな馬が出てきて、凱旋門賞に挑む時ね。当時は「これ以上のものを見ることは、もうない」とちょっとした覚悟を持ちながら見てた。

それくらいすごい体験だったね。本人達はそんなことないだろうけど、もう2本目のネタは途中からウイニングランにしか見えなかったもん。

 

なんかあとこれまでは世の中の評価が松本人志の評価にいくらか左右されてたというか、彼が褒めればみんな褒めて彼が厳しい評価をすればどんなに笑ったネタでもちょっと褒めづらくなるみたいな空気もあった気がするけど、ナイツの塙っていう新しい軸ができてきてる感じがあるね。俺がそう思ってるだけかな。

コメントの内容がちゃんとしてるというか、ネタの細かいところまで具体的に話してるのがいいのかもしれない。私の番組に出演して下さいとか私のCD買って下さいとかそういうのじゃないし。

まあ俺もニューヨークのあの小馬鹿にするような半笑いツッコミはちょっと嫌いだけどね。「最初ニューヨークなのか・・・」と思いながら見てたら意外と普通に面白かった。「冷静〜」のとこ面白かったなぁ。

そんでこれはたまたまだけど、かまいたち、和牛と「上手とされている」コンビが続いた後に、すゑひろがりずからし蓮根と来たのがなんかよかった。かみぬまえみこ好きじゃないけどからし蓮根の時に「これがM-1!」と言ってたのは本当にそうだなぁと思った。ちょっとそんな意識を持った少し後にミルクボーイが登場して、本当にこれがM-1って感じだった。

最終決戦の3組を「それぞれ昭和、平成、令和の漫才が戦って、昭和の漫才が勝った」と評する発言を見かけて「は?」と思ったけど、ぺこぱが令和ってのはなんかわかる。休憩は取ろう。ぺこぱは2本連続になっちゃったのがちょっと残念だったかもなぁ。あと名前なんて言ってんのか全然わかんなかった。

ミルクボーイの優勝決まった時に「嘘ですよこんなの、夢、夢」って言ってて、コツコツやってる人ほどそう思うのかもなぁとも思った。俺もコツコツ馬券買っていこう。

 

そんで有馬記念の日にM-1って久しぶりだよね。昔競馬仲間とテレビで有馬記念見た後にそのままM-1も見たなぁ。

 

まぁ流石にアーモンドアイはこないだろうと思いながらいちおう相手には入れたんだけど、池添はそのアーモンドアイを負かすような競馬してて最高だった。俺はフィエールマンが一番強いと思ってるからね。

最初真ん中ちょい前あたりにつけてよしよしと思ってたらちょっと下げて、そしたらなんかハイペースだっていうから向こう正面であれ・・・これ・・・いいんじゃねえか?いいぞ・・・!あるぞ!ってだんだんテンション上がってきて、3〜4コーナーの力強さには思わず前のめりになっちゃったよ。ディープインパクトみたいだった。今思い返すとオルフェーヴルが圧勝した時のようでもあったなぁ。

いやそれで俺も的中やと思てんけどな、オカンが言うにはな、「こいつらが来て外れるんなら別にどうでもいいわ」って完全に軽視してたリスグラシューとサートゥルナーリアで決まったらしいねん。ほな的中とちゃうやないか。