母父トニービン

明るいところで読んでね

おーせーんーべーやーけーたーかーな

 YouTubeで『男はつらいよ』のワンシーンを見た。うだつの上がらない営業サラリーマンの吉岡秀隆と寅さんが鉛筆のセールスマン対決をして、寅さんが勝つシーンだった。

「ガキの頃、母親がナイフで鉛筆を削ってくれた。その鉛筆で俺は勉強せずに、落書きばっかりしてたなぁ。ボールペンは確かに便利なもんだよ。でもな、鉛筆には味わいがあるんだ」

 みたいな人情話に持っていくとそれっぽいBGMが流れ始めて、途中からは周りの家族が「あたし、こーんなに短くなるまで使ったわよ」とか乗っかってきて、吉岡秀隆が「僕1本買います!……あっ、僕の負けですね☆」ってなってた。

 なんかこういう「昭和脳を癒してくれる、ほとんどコントみたいなお話」ってここんとこ全然見ない気がする。そういう説得力のある俳優があんまりいないのかな。小綺麗でスラッとした阿部寛あたりに昔話とかされても困るし。

 西田敏行主演の『学校』とかリメイクしても人気出なそう。オグリキャップのとこはキタサンブラックになるのかな。萩原聖人は特別出演で出てくるだろうな。

 

 寅さんの動画見た後、おすすめに『翼をください』が出てきて、聞いてみたらギターがすげーうるさかった。あれはギターがバンマスなのかな。

 前に友達に聞いてみろって言われてアイアンメイデンのプルガトリー?みたいな曲を聞いたらベースの主張がものすごくて、これ絶対ベースがリーダーだわっつって調べたら本当にそうで笑った。

 あれ翼をくださいのバンド名なんだっけ忘れちゃった。でてこない。ヤバいTシャツ屋さんとかとにかく明るい安村みたいな名前のバンド。ドラマーがすごいバンド。あのドラマーの人は主張の強い演奏をやりまくってる一方で歌の邪魔になることが一切なくてすごいらしい。

 やっぱ人間引くとこは引くのが大事なのかな。私は貸しをある程度キープしておくやり口のために普段はやや引き気味にしておいて、ここ一番で絶対に譲らないタイプの人間です。

 

 ドラマーがすごいといえばLUNA SEAのドラム真矢は日本でも有数の実力だと聞いたことがある。弟子はすぐ殴るらしいけど。やっぱり弟子殴る時もドパパン!みたいないい音出すのかね。坂本龍一もよく殴るって言うしそんなもんか。若い時の映像見るとむしろ細野晴臣のほうが怖そうだけど。

 前になんかの動画で細野晴臣が自分のパートであるベースという楽器について尋ねられて、「打楽器的な要素とメロディ楽器的な要素の両方があって、嫌んなっちゃうな(笑)」ってはにかみながら語ってた。

 その「嫌んなっちゃうな(笑)」って表現に大変な感銘を受けた。奥が深いとか難しいとか僕なんかまだまだだとかじゃなくて、「嫌んなっちゃう」。たまんねえなおい。

 なんか動画ばっか見てんな俺。最近スイッチ買ったからスプラトゥーン2やるわ。

 

 

 っていうか冬長すぎないかこれ。もういいだろ。要件はだいたい伝わったからもういいよ。1月末から2月上旬は毎年こんな気分になる。

 とは言え、冬から春になるのが一番疲れるんだよなぁ。あの雨降って校庭がぐちゃぐちゃになる感じ。一番下まで下がりきったところから無理に持ち上げていこうとする感じが疲れる。

 そうなんだよ底辺ブロガーから這い上がろうとするから疲れるのよね。いや今時そんな人も少ないか。ん?少ないってことは逆にチャンスなのかもしれない。上げちゃいますか、一旗。

 

 

 あとなんか最近急に胃もたれするようになった。しばらく前から「この感じなんなんだろう、胃とかなのかな」と思ってとりあえず胃薬みたいなの適当に買って飲んだら落ち着いた。

 今までそういうのに縁がなかったから、あぁ、そうか、これが話に聞いた胃もたれってやつか!なるほどねぇー、ってなった。初めて渋谷のハチ公を見た時みたいだ。