母父トニービン

明るいところで読んでね

走る走る俺たち

懲りずにまた一口馬主の出資馬のレースを見に、中山競馬場へ行ってきました。

3回連続で雨なんですけど。なんなんですか。まあでも今回走ったら次のレースまで間隔を空けるだろうと思ったので行ってきたよ。

 

今回も好スタートを決めた。でも前へは行かず、なんか中団まで下げてそのまま大外を回して前には全然届かず終了。確かに後ろに強い馬がいたのはわかるけどそれでお互い不発になってどないすんねん。ちょっと今回はあの馬の魅力が半減しちゃう競馬だったなー。

とは言え、もう今年3回走ってそこそこのクラスでそこそこやってんだからそれを考えれば充分ありがたいですよね。デビューから1年3か月でもう12走目だもん。ようやっとる。

馬の良さが出ない(と思われる)競馬で負けるのを実際に目の前で見るとやっぱりうーむってなるけど、「あの馬はもっとやれていい」ってのは、きっと一口馬主でも個人馬主でも重賞でも未勝利戦でもみんな思ってることなんだよな。厩舎関係者は大変ですよ。

 

 

その日のメイン、中山グランドジャンプは内馬場に行って見た。大生垣と大竹柵の飛越がすぐ近くで見られるとこ。あそこなら馬券外れたらすぐ帰れるし。

あそこってファンファーレも聞こえなければテレビもないのね。いつスタートしたのかもわからない。俺でなきゃ見逃しちゃうね。レース前の輪乗りが遠目にチラっと見えてて、しばらくしたら走ってるのが見えて、あれなんかもう始まってんじゃん、みたいな。

遠くから馬の足音がだんだん近づいてきて、おっ、こっち来るな?と思ってたら近くの競馬オヤジが「そらっ!来るぞっ!」って叫んでて漫画みたいだったわ。やっぱり競馬場って昔ながらの場所なんだな。このままずっと時代に取り残されていたいよ。

大生垣も大竹柵も雨で濡れてて、ジャンプする馬の腹を擦った時のしぶきがよく見えた。あれ人間だったら風呂入る時めっちゃヒリヒリしそう。みんな傘さしてて片手ふさがってたけど一応気持ち程度には拍手してた。

 

馬が走り去って行った後にみんな小走りで移動し始めて、ちょっとそんな予想はしてたけどなんかワクワクした。おっ、次はどこ?どこで観るの?ってテンション上がってついて行った。

途中で人の流れが二手に分かれて、屋内に向かう組についていった。そこからさらに速度を上げて走ってゆく方向を見て、その目的地がわかってめっちゃびっくりした。えっ!?まさか……そのまま地下通路を走り抜けてスタンド前まで走る気なのか!?

いや確かに、まだ2分くらいあるから走れば間に合うと思う。ゴールの瞬間見られれば楽しいだろう。でも俺あれ以上ついて行ったら絶対転んで骨折してるわ。雨で濡れてて歩くのさえおぼつかないのに。20代の頃だったらチャレンジしてたかもなぁ。

あの走ってる人達のテンション、10年くらい前に新潟で開門ダッシュしたのを思い出すわ。あの時は俺の前を走ってた兄ちゃんが一切の迷いなく右へ左へスイスイと駆けていって、後姿を追いかけるだけで精一杯だった。あれが日常の人もたくさんいるんだろう。

 

レースは全馬完走して、イロゴトシが大差ぶっちぎりの圧勝。めちゃくちゃ強気な競馬だった。

いやーキタサンブラックの黒岩ですよ。調べたら田辺とか柴原と同期なんだ。ほんでホッコーメヴィウスはどこ行ったんや。ニシノデイジーは前走から石神だし五十嵐はミッキーメテオで2着だしようわからん。

ニシノデイジーは3コーナーでもう手応えが怪しくなっちゃって、ズルズル後退していく姿を見たらなんか泣きそうになっちゃったよ。

平地だと特に最近は距離別・競馬場別チャンピオン的な馬が増えて、条件が合わないと惨敗するみたいなのもそう珍しくない。でも障害G1は基本的に一定の条件でやるから、暫定とはいえチャンピオンが大崩れするとなんか動揺しちゃう。

帰ってからレース映像見たら、ニシノデイジー思いっきり出遅れてたんだなぁ。妙に後ろにつけてんなーと思ったけどそういうことでしたか。

重馬場もあるのかね。これだけ馬場が悪いと、バテて障害うまく飛べなかったシングンマイケル思い出しちゃう。

 

 

馬券外れてまっすぐ帰ってきたら、9回2アウトから堂林が四球で出て秋山が逆転サヨナラホームラン打って勝った。4連敗から5連勝の後に負けて2連勝、カープは貯金2です。