最近最寄りのシネコンの会員登録をしたので、ちょっとお得に映画を観られるようになったよ。
そのぶんでポップコーンを買う頻度が増えた。でもあれ自分一人で食うぶんにはSサイズの半分ありゃ充分なんだよなぁ。
『ルックバック』(2026年)☆☆☆☆☆
もうとにかく、こども藤野がかわいい。かわいすぎるせいで、あの原作の小生意気な雰囲気と全然変わっちゃってる。
でも考えてみると原作のひねた感じのキャラクターは、あの絵のタッチあってこそ、という気もしてくる。ちょっと京本の"再現度"があまりに高すぎるせいで、藤野の違いが特に目に付いちゃうのもあるかも。
そして菅田将暉がすごく自然な感じで画面に収まっている。菅田将暉菅田将暉してなくてすげーちょうどいい。
アニメ版と実写で、全く別のシーンが印象に残るんだわこれが。不思議やね。
田舎の四季の風景がとにかく美しいんだわ。やっぱり映画の「画、カット」ってものにはすごい力があるのね。
終盤に「あかん!これは泣いてしまう!」と思ったタイミングで、客席のあっちこっちからグズグズ聞こえてきた。安心して泣けた。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(2026年、アメリカ)☆☆☆☆☆
最高やん。なんだろ、とにかくノリがいい。
ライアン・ゴズリングの愛嬌みたいなものが、全てを明るく照らしている。そう思わないか、question?
古い映画ネタ、聞いたことないのに妙に懐かしいポップソング、最後の別れを交わす時のダンス、からのビートルズ、たまんねえ~。
あとなんか、光の加減?がいい。観ていてめっちゃ心地いい。宇宙船を繋ぐ通路とか、船内の感じとか。
最後二転三転するとこ、だんだん楽しくなってきて「やった!まだ終わらないんだ!」って気持ちになる。
そんで異星人とはこんなに通じ合えるのに、なんで人間同士はもっと仲良くできないんだろうね、question?
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年、イタリア)☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
うわー。これが「映画」か。そうか、俺は今まで映画を知らなかったんだ。
もし宇宙人が俺の前に表れて、「チキュウノ『映画』トイウモノハ、ドウイウモノデスカ?オシエテクダサイ」って訊かれたら、とりあえずこれ見せるわ。い映画館の話だからややこしくなるかな。
潰れた映画館を眺めて回って、女を盗撮したやつを見返して、最後に映画を観るとこ。なんもしゃべんないの。
なんもしゃべんないから、見てるこっちは各自ゆっくりと感情に浸っていられるわけじゃん。そうやって、口を半開きにしてあのシーンを眺めていられることこそ、人生の幸せだよ。
ローマの休日のラストシーンとかもそうだったけど、なんか「ああ、今、素敵な時間をプレゼントしてもらっているんだなぁ〜」みたいな気持ちになる。まあ音楽によってある程度は誘導されているんだとしても。
そう、音楽がすごいね。しつこくなっちゃうギリギリのところという気もするけど、家に帰ってからやっぱり検索して聴いちゃうんだよ。聴きながら、最後に映画観てるあのシーンの中年主人公と同じ表情をするんだよ。
あとあれね。少年から青年になるとこね。両手を頬に当てて「素敵〜!」ってなった。オーマイコンブ状態です。
なんかちょっと「やったぜ!」って感じるのもすごい。納得感めっちゃある。もしこれが応援上映だったら両手の人差し指と中指を口に突っ込むタイプの指笛鳴らして、ブラボーおじさんになってたと思う。
みんなこうして青年になるんだ。こういうのの女性版みたいな映画ってあるのかな。あるなら見てみたい。
そしてシチリアの日差しがすごい。そらお前あんなとこでレモン育てたら世界で一番うまくなるに決まってんだろうよ。
『バックルームズ』(2026、アメリカ)☆☆☆☆☆
画面酔いする人はちょっと考えた方がいい。俺は気絶しそうになるほど酔った。
映画館を出る時も気持ち悪くて、帰りの電車も間違えて逆方向乗っちゃった。
スクリーンを見ていられないから、しばらく前の座席の背もたれに目を落とす。そうなると字幕も見られなくて、話もわからない。
端っこの席だったらさっさと帰ってたけど、そういう時に限ってほぼ満席のど真ん中なのよねー。
『我々は宇宙人だ』(2026年)☆☆☆☆☆
すごい。マジですごい。助けてくれ。なんだよこれ。
途中からずっと見えない何かに殴られ続けて、これを書いている今もそれが続いている。
「執着」、それも特に過去へ向かう類のものは、多かれ少なかれみんな抱えて生きるものとはいえ、こうやって描かれるとなかなかキツい。
っていうか、もし同窓会にこなっちゃん来てたらどうなってたんだよ。
映画終わってシアターから出ていく時にリア充カップルがいて、棒で叩きたくなっちゃったよ。たまたま長い棒を手に持ってなかったから事に及ばずに済んだけど。
彼らはどんな感想を持つんだろう……なんて思うのがもう執着なので忘れます。じゃーねー!
『襲名』(2026年)☆☆☆☆☆
市川海老蔵が十三代市川團十郎を襲名する、密着映像みたいなやつ。奥さんについての話は思ったよりも控えめだった。
むしろちょっと息子のファンになったわ。いつか彼が十四代目を襲名するまで、みんなで長生きしようぜ。
俺、今年の正月に歌舞伎に行って團十郎の「にらみ」を見たのに、このまえ夏風邪を引いたんだけど。どうなってんだよ。
いやでもあれを見たおかげで風邪程度で済んでるのかもしれないのか。だって市川團十郎なんだから。
『オデュッセイア』(2026年、アメリカ、イギリス)☆☆☆☆☆
めっちゃ普通の映画だった。
ちゃんとアジア人と黒人が混ざってて、主人公は現代アメリカ的価値観に基づいて悩み、悪役はわかりやすく嫌な奴で自分の手を汚さないタイプ。ポップコーンすぐ食い終わった。
きっと俺はこういう作品の楽しみ方を知らないんだろうなぁ。あーあ。かわいそうに。
バトルシーンが好きじゃないんだよ。チャンバラやってる間はストーリーの進行が完全に停止するんだもん。そこいくとアムロとシャアが撃ち合いながら喋るガンダムはよくできてるんだなーと思う。
寝てる巨人の目を潰すのは、ゼウスの掟的にはアリなのだろうか。アンチ巨人なのかな。
あの王妃さまたぶん有名な俳優さんだと思うけど、眼力が強すぎて話がなんにも入ってこない。
ずっと気になってたあのアジア人、鎧着てるのに泳ぐのめっちゃ速くて笑っちゃった。
『沼影市民プール』(2026年)☆☆☆☆☆
さいたま市の市民プールが閉鎖、取り壊しになる話。いつだったか、泳ぎに行ったことある。
存続派から感情的に詰められている役人を見て、胃が痛くなった。説明が足りないのは間違いないんだろうけど、筆舌を尽くしたところでどうせ納得しないだろうに。
最後に駄菓子屋さんに挨拶に行くとこよかったなー。なんか、昔からずっとあった施設なんだなぁ、ってあそこで初めて実感した。
プールの向かいのロッテ工場から風に乗って流れてくるチョコレートの甘ったるい匂い、あれを4DXかなんかで感じられたら臨場感が上がったかもしれない。
『急に具合が悪くなる』(2026年、フランス、日本、ドイツ、ベルギー)☆☆☆☆☆
なんだろ。あまり胸に迫るものを感じられなかった。
ほとんど台詞で説明されちゃうんだよね。だから情報処理の担当が脳になっちゃったのかもしれない。
あと、あの予告編、だいぶやってんな、と思った。
『まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』(2026年)☆☆☆☆☆
ほむらチャン、今回も頑張ったね‼️でも、話の内容が、チョットわかりにくかったナ😢😢😢おじさんは今作で脱落⤵️⤵️でも、ほむらチャンと交わした約束、忘れないよ🥺🥺🥺いつか、闇を振り払って、幸せになってね❤️❤️
『白鳥とコウモリ』(2026年)☆☆☆☆☆
中日ドラゴンズのファンが刺される映画。
ようこんなん考えるなぁ。すごい。ちょっと話が込み入ってくるあたりでうまいこと説明台詞が入ってきて助かる。
でもあの説明台詞によって"2時間特番ドラマ感"が出ちゃって、なんというか、没入感がはっきり薄れていく感じもある。
そこでついポップコーンに手が伸びるんだけど、いかんせん静かに進行する作品なので食うタイミングに本当に困った。
あの女の子の眼が美しすぎる。「顔のアップで画面が持つ」ってこういうことなんだなぁ。そして三浦友和がかっこよすぎる。
今回は以上です。
わたくしも、二代目ライアン・ゴズリングを襲名するまで精進する所存にございまする~~。
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