母父トニービン

明るいところで読んでね

はぁ

 

なんか生放送のワイドナショー見てて、久し振りに「テレビ見てる」って感じがしたわ。こういうのいいとも最終回以来じゃないかね。あれもう5年前なのか。まだキタサンブラックも走ってねえ頃だよ。

宮迫と亮の謝罪会見は昨日の夜に見た。さわりだけ見ようと思ったのに会見の動画全部見ちゃったよ。あっちはあっちで「ネット中継見てる」っていう感じしたな。

 

宮迫はガキの使いでドッキリを仕掛けた山崎邦正にドロップキックした時のインパクトが凄くて、うわーなんか出てきたーと思ったもんだけどなんかだんだん小綺麗になっていって興味が無くなったなぁ。アメトークも数回しか見たことないし不倫報道の時はこの人やっぱり面白くないなと思った。下の名前博之って言うんだ。

亮のあの感じはすごいな。作為的なものが一切感じられないのに芸能界でやってるってなんかやっぱり不思議な存在だわ。以前職場にあんな感じの人がいて、いい奴だよなーとは思ってたけど仕事上では何をするにも理を通して説得しないと動かないから大変だった。

 

 

「金貰ってない」って口裏合わせて、会社にも嘘をついておいて「本当は貰っていた、あまりに気が重いから一日も早く訂正の会見をさせてほしい」が簡単に通らないのはある程度仕方がないよなー。

でも嘘をついたっていうか、宮迫は自分はギャラを貰ったのに虚偽の発言をしたっていうよりも、自分の中であれはギャラじゃないと思い込もうとしてたんだね。まあ嘘なんてだいたいそんなもんだろうし、端から見れば保身に他ならないし、子供の言い訳にも聞こえるからだめなものはだめなんだけど、事実をありのままに認識して受け止めるのがいかに難しいことかと強く感じた。

あるよなぁ、勝手に頭のどっかで「そんなわけない、大丈夫なはず、だってほら、〇〇だったし」みたいに無理矢理都合の良い要素を見つけて、おかしな理屈を構築していってどうにか振り切ろうとする正常バイアスみたいなやつ。

そういう心身を守ろうとする脳の働きから「いいよ、黙っとこう」っていう方向に引っ張られていって、徐々に事が大きくなっていって、やっぱり本当のことを話そう・・・となった時にはもう手遅れで「今更ひっくり返せない」となってしまったのが事実なら気の毒というか、本当に残念な話だな。

 

 

「もし答えられたらでいいのですが・・・」と前置きがあったとはいえ「今の気持ちを色で例えると?」って質問してた人がいて、宮迫が「そういうのじゃないってわからないのか」みたいな顔してて俺もゴミみてえな番組だなおいと思ったけど、お笑い芸人としてさんざん他人の弱味をいじってきたんだからあの場でそれを訊かれるのはもう業だよな。業の使い方合ってんのかな。

あと昔からよく見かける質問で「嘘でごまかそうとしていた当時のご自身に声を掛けるとしたら、何とおっしゃいますか?」ってのあるけどあれの意味が全くわからん。「絶対やめろと言う」しか答えようがないのにね。でも勝手なイメージだけどその部分をテレビで見て「うん、そうだな、そうだぞ、もうやっちゃいかん」と深く頷く年寄りは多そう。

天皇賞テレグノシス複勝に張ろうとしてた時の俺に声を掛けるとしたら「よっしゃ買え買え」だけどね。直線で外に出すまでは良かったんだけど全っ然伸びねえでやんの。よりによって競走生活最低の14着だった。

 

 

そんでまあ結局こうやって告発みたいなことされちゃうんだから、企業にしろ役所にしろ自社のまずいことは全社的に口封じして隠蔽したくなるし、その流れに逆らうやつや独立するやつは結託して干す流れになるんだな。

芸能界って変に甘かったり異常に厳しかったりよくわからんとこだけど、浮世離れしたよくわからんとこだからこそVシネマみたいな感じで最後の最後は人情みたいなのあってほしいとどこかで思ってるところもあるけどなぁ。