母父トニービン

勝利の栄光を、君に

映画ぞい

最近ミニシアターみたいなの見つけてよく行ってる。

でかい映画館だと予告編が鬱陶しいんだけど、ミニシアターだとなんだか押し付けがましく感じないのか「あ、今度これ観よう~」となる。不思議だね。

有名っぽい映画はあんまりないけど、どれかひとつ薦めるなら『LOST LAND』かな。いや『霧のごとく』もいい。『Riceboy』のラストも胸に迫るものがあった。うーん。『型破りな教室』も主演の人がいいんだよなぁ。

 

 

Michael/マイケル(2026年、アメリカ)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

スリラーのMVを真似して、ポップコーンをニヤニヤ食べながら観た。めっちゃよかった。もうとにかく楽しかった。

最初のシーンで「この父親、なんだかいかりや長介みたいな顔してんなぁ」と思ってたらほんとにいかりや長介みたいなオヤジだった。

 

重い話が少なめだったのがよかったよね。伝記ものはこうでなくちゃ。「乗り越えるべき試練」くらいで描いてくれるのが一番いい。どうせ家帰ってからいろいろ調べるんだから。

これ応援上映めっちゃ盛り上がるんだろうなー。劇中のライブの観客と一体になって拍手したりフゥー!って叫びたいよね。

マンインザミラー聞けなかったけど、続編があるんならその時のお楽しみかな。有楽町のビックカメラで買い物するシーンも楽しみ。

 

 

ひとつの机、ふたつの制服(2025年、台湾)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

不本意ながら進学校の夜間部へ入学した女の子が、昼間に同じ教室の机を使う子と仲良くなる話。

こんなんめっちゃ好きなんだわ~。とにかく爽やか。主人公が恋する文武両道のイケメンも爽やかすぎて嫌味がない。男も女も私服が全然オシャレじゃないのがほんとにいい。

女の子が卓球場でバイトしてたけど、こっちでいうバッティングセンターくらいの感じでいろんなとこにあんのかな。あと当たり前のようにスラムダンクの話しててびっくりした。

 

 

東京裁判(1983年)☆☆☆☆☆

 

5時間にわたる重厚なドキュメンタリー。

すごかった。マジで面白かった。ありがてえ。こんなん家で観てたらすぐスマホ触っちゃうから、映画館で上映してくれてマジ感謝。

他国の外交官から有利な証言をたくさんしてもらった外務大臣の重光葵が、「長年にわたる公私の関係で信頼を得られたことで、戦争状態の敵味方を超越し、ひとりの国際人としての信用によって、彼らの証言を得られた。これは私の人生の報酬として受け取っておきたい」みたいなことを言ってたのが印象的だった。

 

 

型破りな教室(2023年、メキシコ)☆☆☆☆☆  公式サイト

 

めちゃくちゃよかった。

実話を元にした学園もの。2011年、メキシコの中でも特に治安が悪い街の小学校。ちょっと変わった教師が現れて、定められたカリキュラムに囚われない授業で生徒の考える力を引き出していく。

金八先生っていうよりはGTOに近いかも。でも国が違うと世界観がだいぶ違う。めっちゃ治安が悪い。貧困問題も深刻。そういう土地で「学校に行き、勉強をして、将来を考える」というのがどういうことなのか。

これが実話っつうのがすごいよなぁ。

 

 

LOST LAND/ロストランド(2026年)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

ミャンマーを追われているロヒンギャの話。10歳にもならないくらいの姉と弟が、難民キャンプ?みたいなとこから密航船で東南アジアを目指して移動する。

洋画と思いきや、監督は日本の人らしい。マジでよかった。よすぎて感想が言葉にならない。

最終的に弟は衣食住と安全が揃うけど、そういうことじゃなくて、お姉ちゃんと遊びたいんだなぁ。すごくいい映画。

 

 

Riceboy/ライスボーイ(2026年、カナダ)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

カナダに住む母子家庭の韓国人が、大人になった息子を連れて、亡くなった父親の地元を訪れる話。

これめっちゃよかった。べつに何か解決するわけじゃないのに、ラストシーンがマジで胸にきた。

向こうの人ってちょっと怒る時とかに「ねえ!」「ちょっと!」「……キム・ドンヒョン!」ってフルネームで呼びつける時あるよね。あれなんか「文化」って感じで好き。「ちゃんと話を聞きなさい!」とか「シャッキっとしろ!」みたいなことなのかな。ちょっと「歯ァ食いしばれ!」に近いニュアンスも込みなのかもしれない、とも思う。

 

 

金子文子 何が私をこうさせたか(2025年)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

大正時代に実在した死刑囚の話。朝鮮で生まれて虐待を受け、後に日本で思想犯として死刑判決を受ける。途中で恩赦をもらって無期懲役に減刑されるんだけど、「思想が強くて死刑を望む金子 vs 恩赦に対する感謝状を書かせたい刑務所側」の形になる。

主演の人の迫力がなんかすごくて見入っちゃう。あと所長の俳優さんよかったなぁ。中間管理職はつらいよ。

 

 

ホールディング・リアット(2026年、アメリカ)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

パレスチナのハマスに拉致された息子夫婦を取り戻す、イスラエル系アメリカ人家族のドキュメンタリー。政治とかも絡んでて、バイデン大統領が出てくる。

家族の間でもいろんなとこで意見が分かれてたりして、すごいなーと思った。

めっちゃドキュメンタリーなので、夏休みの自由研究でこの映画の感想文を原稿用紙何枚かで書けば、学校でなんかの賞を貰えそう。

 

 

猫を放つ(2025年)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

なんかよかった。全体的に説明が少なすぎてよくわかんないけど、それを抱えたまま観られる空気が「映画」って感じ。

まあ微妙といえば微妙。こういうギャンブル要素が映画の面白いとこかもしれないね。

もう一歩踏み込んで、監督のインタビュー記事とか読めば「あー、あのシーンはそういうことか〜」みたく楽しめるのかもしれない。

 

 

カーテンコールの灯(あかり(2025年、アメリカ)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

演劇未経験なのに、ひょんなことからシェイクスピアの主役を演じることになったおじさんが、自分が抱える問題と劇の内容が重なり合っていって……みたいな話。

すげーよかった。ほんで庭めっちゃ広いな。外国の映画はいつもそこに驚く。奥さんが庭に花壇を作ろうとしてなんであんなにブチギレたのかわかんなかったけど、あの場所にトランポリンがあったんだね。最後に気づいた。映画だなぁ。

劇のセリフで「Eyes, look your last!」とか言ってるの聞くと、英語でシェイクスピア読めるようになりたいなーと思う。

 

 

トニー滝谷(2005年)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

原作は村上春樹の小説。それを知らないで観て、なんだかセンス系というかなんとも不思議で掴めない感じだなぁ……と思って、エンドロールで妙に納得した。

宮沢りえめっちゃ美人だった。今まで気づかなかった。

 

 

霧のごとく(2026年、台湾)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

1950年代の台湾。みんな貧しくて、生きるために必死な時代。反政府的な感じで射殺された兄の遺体を引き取りに行く話。

これもめっちゃよかったわー。なんか最初から最後までずっとよかった。兄の遺体と対面するあたりのシーンの空気感がすごく印象に残ってる。

最後の現代のシーンが蛇足にならない感じもすごくよかった。昔の思い出の全てがいい思い出というわけではない、そんな時代だったんだろうか。

っていうかあの大泥棒なんなんだよw。たぶん実在する人物なんだろうな。

 

 

日泰食堂(2024年、香港)☆☆☆☆☆  公式サイト

 

香港近くの小さな島。日常と社会の変化を描くドキュメンタリー。

ちょっと前に日本の学生運動の本を読んだのを思い出した。それにちょっと近い雰囲気があった。

 

 

SIRAT/シラート(2025年、スペイン・フランス)☆☆☆☆☆ 公式サイト

 

「レイヴパーティー」というものの存在を初めて知った。何も知らずに観たからどう見ればいいのかよくわからんかったけど、「人生を受け容れろ」的なことなのかな。

後半いきなり爆発とかするんだけど、「あーこいつ死ぬわ、あー絶対こいつも爆発する、あーもう爆発する、あーっ」って怯えながら見るのがけっこう疲れた。

 

 

 

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