母父トニービン

明るいところで読んでね

お前は俺か

 新しいトップガン観に行こうと思って、まずは古いほうのトップガンを初めて観た。

 いやーあの80年代アメリカンな映像の雰囲気めっちゃ好きだわ。なんだろ、"画"がいい。見てて息苦しさがない。道が広い。画素数的なものも良すぎないのかもな。清潔感がありすぎないのも良いのかもしれない。サングラスとかジャケットとかバイクとか建物の中のちょっと薄暗い感じとか女の家の前のヤシの木とか、全部嫌味じゃなく格好良い。

 そんであの主題歌ね。あんな誰でも弾けそうなギターなのにめちゃくちゃ格好良くてすごい。早弾きのギターソロとかがすごいのは当たり前だけど、誰でも再現できそうなくらいシンプルで格好良いフレーズってほんと最高だわ。イカすバンド天国かよ。

 あと上官からパイロットから全体的にみんな汗ばんでるのがなんか緊迫感あってよかったな。金髪の女が家で飯食った後にソファーでくつろいでて、その時にブーツ履いたままなのはすげーびっくりした。それとアイスマンが最初に登場したときサングラスしてたから、最後のほうまでどの人がアイスマンでどの人がスライダーなのかよくわからなかった。みんな似たような顔してるんだもん。

 

 でも戦闘シーンで誰がなにやってんのかさっぱりわからなくて、結局新しいほうも観るか迷う結果になっちゃった。映画館で観ればほっといても音響とかすごくて痺れるんだろうか。俺たぶん飛行機にそんなに興味がないんだろうなぁ。スターウォーズ1のレースも「まだもう1周あんのかよ!もういいよ!」ってなったから、乗り物に興味がないのか。あーでもツールドフランスとか競馬は興味あるから、エンジンに興味がないのかもしれない。

 父親の話は意味ありげなフリがあったわりに「味方を救おうとして境界線を越えたから機密になっただけです」というしょうもない内容だったりしてストーリーは面白くなかったけど、あれはお話の内容よりも、飛行機と音楽と格好良い男達を楽しむ映画なんだろう。なんでバレーボールやってるだけであんなに格好良いんだよ。終わってそのまま女の家行くなよ。

 

 映画が終わった後にわたしがYouTubeで何を観たのか大体予想つくと思いますけど、1997年の天皇賞春でサクラローレルを差し切るマヤノトップガンを観て余韻に浸りました。おっと外から何か1頭突っ込んで来る、トップガン来たトップガン来たトップガン来た!!っつって。

 俺ちょうどその1ヶ月後のダービーのメジロブライトから競馬を見始めたから、サクラローレルマヤノトップガンも最初に触れたニュースがその秋の故障引退の話なんだよね。ほんの1ヶ月かそこらの間にバタバタ引退しちゃったんだよねたしか。

 

 

 

 巨人に3連勝したら胃もたれおさまっちゃったよ。なんやねん。

 ついでに小麦製品食べるの止めたからもしかしたらそっちの影響も多少はあるかもしれない。とりあえず2週間っつってやってみたら明らかに疲れにくくなった。頭もスッキリする気がする。この夏は競馬で勝てるかもしれない。

 いやーでも小麦って止めようとするとすげー大変だね。まずパン類がだめ、うどんやらパスタやら麺類もだめ。そうなるとコンビニでメシ買う時なんかも選択肢がかなり絞られるんだよ。ハンバーグもだめだし、揚げ物もやめとこうってなるし。まあ元々パンよりごはん派だし、ラーメンもそんなに好きってわけでもないからいいけど。

 特に最初のうちはアイスのコーンとかも避けてたから、アイス食べようとしてもカップか棒に刺さったやつだけ、そんでケーキもクッキーも駄目だしなー、と思ってたらポテトチップスもキャラメルコーンも平気だったりするからよくわからん。ポテチは味付けによるけど。

 とりあえずなかなか効果あるのはわかったからもう最近は職場でクッキーもらったりしたら普通に食べてる。これでカフェインも止めて、間食も止めて、夜更かし止めて、競馬止めれば健康になるかな。それでも健康になれなかったらどうしよう。糖質制限して、ジム通いして、断捨離して、ネット断ちして、資本主義のフロンティアである高知に引っ越すか。健康への道は険しいね。

 

 

 いやー今年はツールかなり見てるよ。今年はマジで面白い。

 ユンボヴィスマの波状攻撃に「これがチームスポーツの恐ろしさか……」ってなって、それに真っ向から立ち向かった末に敗れたポガチャルを見て「これが若さか……」ってなった。ほんでファンアールトは相変わらずはちゃめちゃだし。

 なんつーか、美しい。ほんとに。こんな表現に至るスポーツがあるとは思わなかったよ。選手はみんな身体ボロボロだけどさ。いや美しいやつならフィギュアスケートとか他にもいっぱいあるんだろうけど、そういうのとは明確に違う、屋外の美しさ。

 これ時差なしで観てたらどんな感覚なんだろうなぁ。真夏の昼間に表で自転車漕いでるのなんて、視覚的に暑すぎて逆に見てられないかもしれない。こっちで夜に観るからこその良さもあるのかもね。いや日本でも甲子園とか見るか。自国の夏の風物詩として見るよりも、外国のその競技の最高峰のレースとして見るほうが、俺には面白い。

 何が一番すごいって、毎日続きが見られるんだよ。今まさに見ている。来週も見てくれよな!じゃないんだよ。これはすごいスポーツだ。