しかし俺はニコニコ生放送というものを全然見ないので、そんな祭りが開催されていることに気付いたのは5日目くらいだった。ってか俺よく気付いたよな。ナイス俺のアンテナ。
細かく覚えてないけど、何か動画を見てる時に広告が入ってきてそれをすかさずクリックしたんだったと思う。ナイス俺の瞬発力。
飛んだ先では2007年に一度だけやったライブ(One Night Dejavu)が流れてて、どうやら最初に数曲アップテンポの曲で一通り盛り上げて、少し落ち着いた曲にシフトし始めたあたりらしい(曲がFACE TO FACEだったのでそうだろうと思った)。
つまり俺が思うLUNA SEAライブの真骨頂が発揮されるところから見てしまったわけ。RA-SE-N、MOON、providenceとかそのへん。
LUNA SEAっていったらROSIER・STORMのような疾走感のあるロックか I for youのような深いバラードか、ってイメージが強いかと思うがそんなことはない。
全然そんなことはないんだけど、俺の中でもいつからかそんなイメージに固定されてしまっていたようだ。青春を忘れるとは…
昔を思い出しまくりながら、最後まで2時間近くずーっと夢中で見ちゃったよ。2000年に終幕ライブやって、まる7年間が空いてのライブなんだけどすげー色々と進化してた。
明らかに曲が進化してるんだよね、10年以上前の曲が。RA-SE-Nの世界観は特にスゴイ。曲というもの、それ自体があんなに進化すると思ってなかったからビックリした。ただ昔の曲を同じ人が演奏して歌ってるだけじゃないんですよ。深みが全っ然違う。
今回初めて、5人全員がありえんくらいカッコ良いと知った!
昔から5人それぞれがバラバラかつあまりにも個性的と言われていたが、やはりその通りだ。すごい、この人達(倒置法)。この人達を好きで良かった。
LUNA SEA祭りの最終日は一日中ライブを流しまくってて、休みだったからそのうち3本くらい見た。もちろんぶっ続けで見た訳じゃないんだけど、全然疲れなかった。
ニコニコ生放送で見てるとみんなコメントで「当時バイトしてこのギター買ったわ」とか「この次で歌詞忘れて2番の歌詞で歌うよね」とか言っててすげー楽しい。不思議な連帯感というか、みんなで見てるって感じがして面白かった。
そりゃあSLAVE(LUNA SEAのファンはSLAVEという)ばっかり集まって見てりゃ楽しいわ。だいたいみんな年齢近いんだろうなーと思うが「高校生SLAVEです」って言ってるやつもいた。
高校生っていったら生まれた時にもうデビューしてんじゃん!と思ったけど俺が高校生の頃にBOOWYあたりが再結成してたら同級生にファンもいただろうな、と思って納得。
去年の暮れからずっとLUNA SEAを聴きながら通勤してる。
今までLUNA SEAのアルバムでSTYLEとEDENが特に好きで、他は普通に好きという感じだった。
しかし…SHINEの良さに気付いてしまったよ。アルバムの始まり方、終わり方共に素晴らしい。特にラスト2曲が美しい。美しくて優しい。
このアルバムでバンドとしてはほぼ完成してしまっていたのでは…と、今になってみるとそんな気もする。
思えばSHINEの頃がLUNA SEAに特にハマった時期だった。
ギターを始めて、数ヶ月経ったあたりで仲良くなった奴らがたまたまバンドマン(体言止め)。
どうやらそいつらみんなLUNA SEAが好きみたいで、貸してもらった音楽雑誌にSTORMの楽譜が載ってたのでイントロを弾いてみたのが大きなきっかけ。
そこから更にシングル2枚をリリースした後に出たアルバムがSHINE。
このアルバムが出た後、友達と一緒にライブを見に行くことが決まっていたのもあって、そりゃもう夢中で聞きまくりましたよ。
当時LUNA SEAの新作アルバムが出て二ヶ月くらい経つと、中古ショップに10枚近く並ぶのが恒例になってたなー。確かに車とかでさらっと流したりするような感じじゃないわ。
STORM以前からLUNA SEAの曲を聴いてはいたけどアルバムをじっくり聴き込み始めたのはそこからなんで、SLAVE歴としてはけっこう後発組になると思う。6枚目のアルバムだもん。
ただこのアルバムを最初に聴いた時はもっとロック感が欲しいなぁ、という印象だったんだよね。今聴くとスゲー良いんだけど、高校生の俺にはお吸物の味わいが理解できなかったようだ(比喩)。
横浜スタジアムにライブ(真夏の野外)を見に行った後、友達に過去のアルバムを借りたり自分で買ったりして一通り聴き込んで、ようやくSLAVEらしくなれました。
でもこの頃のLUNA SEAって先輩SLAVEは、歌声が甘くなっちゃったからか、歌詞の雰囲気が変化したからか、今でもあまり良しとはしていない人達もいる。当時はいろんなところでそう言われていて、変化に対して肯定的な意見は決して多くなかったと思う。
I for youが良くも悪くも世間のLUNA SEAのイメージを決定的にしてしまったところもあるよね。
でも俺はそこまで違和感を感じないんだよなー。本気になった時期ももちろんあるとは思うけど。
やっぱりSHINEの頃のINORANは本当に素敵。シングルのほうのSHINEのPVのラストでタバコに火を付けるところなんて「キャーッ!!」て黄色い声を出しそうになるよ、俺が。
色々と映像を見てたらやっぱり昔を思い出してギター弾いたりしちゃうわけですよ。
ジャカジャカチャカチャカって(擬音語・オノマトペ)。
そこで気付いたんだけど…俺、SUGIZO(リードギター)パートがほとんど何も弾けない。マジでTRUE BLUEのリフくらいしか弾けない。ってか知らない。今までINORANパートしか弾こうとしたことがなかったんだろうな。どんだけINORAN好きだったのよ俺。
まぁどれほど好きかって自分が一番良く知ってるけど…好きって言うよりか憧れだね。憧れのミュージシャンですよ。ほんと、憧れのミュージシャンです(反復法)。
今でもそう言える存在でいてくれることがまた嬉しい。
高校の授業で木を削ってなんか作れってのがあって、その時にJのベースを作った。彫刻の授業だったのにほとんど彫刻刀使ってないなこれ。
(2013.1)