母父トニービン

明るいところで読んでね

わたし的アルバム1曲目の名曲

最近わたしはアルバム単位で音楽を聴くことが減ってきました。みなさんはどうですかね。減ってるんでしょどうせ。

前はアルバムを1曲目から通してじっくり聴いたりしてたと思うんだけどなぁ。前っていつだろうね。
いわゆる携帯用デジタル音楽プレイヤーで聴くようになってから変わってきたのかもしれない。プレイリストとかアーティスト内ランダム再生とかさ。

そういう聴き方も悪くないけど、せっかくアルバムとして作られてるんだから最初の曲からの流れをたまには楽しみましょうよ。まあそう思っても実際は途中で飽きてきちゃうんだけどね。

 

アルバムって、1曲目とそこから先への流れがあるからいいわけですよ。居酒屋のお通しが当たりな日はより楽しく飲める、みたいな。逆に言うと1曲目からいきなりスキップされるようなアルバムはちょっと寂しいよね。

ダウンロード版にしたって、アルバムまるごと買ったのに曲順無視していきなりランダムで聴こうって人もあんまりいないでしょ。いるのかな。いたらどうしよう。いないでください。

 

 

道 / 宇多田ヒカル『Fantôme』

いやー最高。

いいアルバムの1曲目にはやっぱりいい曲が配されているという好例だわ。そりゃそうだよなぁ。宇多田ヒカルだもん。

この曲を最初に聴いた時は、宇多田ヒカルが戻ってきた!と思ったもんだった。こんなに大人になって・・・って。

 

 

テレ東 / 相対性理論『ハイファイ新書』
相対性理論で初めて聴いたアルバムがこれなんだけど、この曲の雰囲気でもうやられた。

素直に音楽に身を委ねるというか、ああ、ぼんやり聴ける・・・って心地よい思考停止に入った。
この曲が最初にあるおかげで四角革命の頃にはもうばっちりキマってたよね。

 

 

僕、実は / SHISHAMO『SHISHAMO2』

もし1曲目がこの曲じゃなかったら、このアルバムを好きになってない可能性がけっこうある。俺の中ではそれくらい大きな役割を果たしました。

ギターから始まって他のパートも入ってきて、抑えめなトーンの歌声が続いたところから「でもねでもねー」で急に可愛いくなる流れが楽しい。

さらに大サビでもっと楽しくなってきて、2曲目へうまく繋がってくのすごいね。

 

 

LOVELESS / LUNA SEA『MOTHER』

LUNA SEAは新しくアルバムを出した後のライブツアーでは最初にそのアルバムの1曲目を演奏するのが慣例なのね。

だから逆に言うとライブの始め方を意識して1曲目を作ってると思われる。こんなの意識してないわけないでしょう。

この曲のイントロは「うわー始まるぞー感」が特に強くて、緊張と高揚がふわーっと高まって心が浮遊してるところにINORANのギターが行き先を示してくれて、真矢のバスドラムが推進力を与えてくれる、みたいな。

そんで終わったと思ったらすぐROSEIRだもんね。ぱない。

LUNA SEA大好きなのになぜかこのアルバムだけ持ってない。

 

 

親知らず / チャットモンチー『生命力』

この人達のライブ映像は見たことないけど、これもライブの1曲目にすげー合いそう。

と思ってYoutubeで探してライブ映像を見てみたら、演奏する前に「それでは最後の曲です」って言ってた。なんやねん。

 

 

OVER YOU / フルカワミキ『Mirror』

これいい曲だわー。これソロの最初のアルバムなんだけど、あぁこんな感じでいくのね、と思って聴いてると全体は別にそういうわけでもなくてクラクラするのが楽しかった。

今思うと先行シングルを聴いてからのギャップがよかったのかもしれないね。

 

 

花泥棒 / スピッツインディゴ地平線

イントロの入りで穏やかに始まるかと思わせといて楽しげなリズムになるっていう、謎の1曲目フェイクはなんなんだろうか。

まあとにかく印象には強く残るよねこの1曲目は。それでまた次の曲で普通にしっとりしてくるのがすごい。

それとスピッツはとにかくベースがいい。この曲のベースも気持ちいいもんね。

 

 

Walk slowly / スーパーカー『Jump up』

これはいいですよ。静かに始まって静かに過ぎてゆく、これぞアルバム1曲目という感じ。

それで次がSunday peopleというこの軽やかさよ。アルバムの雰囲気そのもの。

 

 

LOVE PHANTOM / B'z『Pleasure』

ベストの1曲目に堂々とこれ持ってくるのすごくない?俺すごいと思う。

あれは初夏だったかな、B'zがついにベストアルバム出すっつって買ってきて再生したらいきなり「アーーアーーアーーー」だもん。

いや書いてあったよ。「トラック1  LOVE PHANTOM」ってジャケットの裏面だか歌詞カードだかに書いてあった。でもさぁ、ベストアルバム再生していきなりあのイントロが流れてきたらうわすげぇ、ってなるよ。

 

 

EYES IN THE SKY / BEAT CRUSADERS『SEXCITE!』

これ一時期オーディオのおはようタイマーで目覚ましにしてたから、このイントロ聴くと今でも目が覚めるのを感じる。正直それだけで選んだ。

この曲べつにアルバムのどこでもいいかもしれないんだけど、置かれる位置によって聞こえ方が変わってきそうな曲ではある。最初だから最初の曲に聞こえるけど、最後なら最後の曲に聞こえると思うんだよね。

 

 

GIVE YOU / globe『globe』

これ曲名だけ言ってわかる人どれくらいいるのかな。ここからすぐ次の『Feel like dance』に繋がるんだけど、これ聴いてからいくのと聴かないでいくのとで入っていき方が全然違う。と思う。聴かないバージョンを試したことはない。

 

 

Standing Bird / LOVE PSYCHEDELICO 『Love Psychedelic Orchestra』

ギターから始まって、キーボードが響き渡るところでうわぁーって冷たい空気が広がるこのイントロが印象的だった。これ冬に出たアルバムだったから。

そこからはもういつものラブサイケデリコな感じなんだけど、イントロ一発でもってくのすごいね。それだけ。

 

 

1曲目について好きなだけ書いたくせに、これまで何度か行ったアーティストのライブで1曲目に何を演奏してたかなんてのは結構覚えてないもんだな。