母父トニービン

明るいところで読んでね

ささささ

なんか最近スマホで調べれば大抵なんでも答えに辿り着くけど、"答えに辿り着く欲"みたいなものを抑える筋肉が全くない。そんなもの以前はあったのかどうかさえわからん。そうそう答えに辿り着けなかったから。歴史の本を読んでて、「今回の事件は小さなものだったが、この10年後に、再び似たような事件が起こる。その『〇〇事件』こそが、誰それの運命を大きく変えてゆくのだった」みたいなことが書いてあった時にその「〇〇事件」をどうしても調べたくなっちゃって我慢できない。元々歴史なんか学校の授業の最初の方に教わるチグリス・ユーフラテスとか墾田永年私財法とかそんなインパクトのある単語しかわからない人間なので大人になって歴史の本を読むと完全ネタバレ無しで読めて本当に面白いんだけど、何冊か読んで多少知った気になってくると「へぇー、そんな事件あるんだ、西暦〇〇年くらいか?どんな内容なんだろう」っつって知りたくなっちゃうのよ。このまま本を読み進めればその「〇〇事件」が出てくるのはもう見えてるし、著者の筆致で〇〇事件を描かれるほうが絶対面白いのもわかってるのに、調べたくなっちゃう。上下巻とかの長い本だったりするとどのへんまで我慢すればいいかわからなくて困るし、我慢を続ける筋肉の鍛え方がわからないから我慢できない。我慢する方法を知らない。ささささ。