さっき初めてフィギュアスケート見たんですよ。
録画してた番組を見ててたらうたた寝してて、そのままテレビ点けっ放しでうとうとしてたら再生が終わってて、そしたらフィギュアスケートやってた。
そのままうとうと状態から徐々に目が覚めてきたら浅田真央が復帰戦?だとかで、ちょうどそこで浅田真央が会場に入ってきましたーってんで、そこから見た。
すごいね。
まず、ジャンプする前に助走?なのかわかんないけど、立ったままスーって滑るじゃん。
あの時の佇まい。あの表情。すごくいいなぁ、と思った。
自然体というかいい感じに力を抜いて立っているように見えて、そこで一気に引き込まれた。
それであーここからジャンプするんだろうなってのは俺でもわかったんだけど、ジャンプの凄さとかは全然わからない。
解説の人が「うん、決まりましたね」とか言われてもあぁ決まったんだーとしか思わず、終始ジャンプには興味が向かわなかった。
なんつーか演技中全ての動きに無駄がないというか、洗練されているというか、美というものに関して疎い俺でも見とれちゃうくらい、全てが美しく流れるのよ。
軽やかでひらひらとしていて、これを優美と言うのか可憐と言うのか知らないけれど、見ていてとても心地よい演技だった。衣装のひらり具合も演目と合っていて丁度良かった。
そりゃあ浅田真央なんだからそれくらいは当然なんでしょうけども、こりゃすごい競技だなぁと思わされた。日本人が強いってのがなーんかわかるわ。
あと勝手なイメージでもっとジャンプとかそういう"技"が多いんだろうと思って見てたら、演技全体で見るとアクセントに近い位置付けっぽいね。もちろん重要なポイントではあるんだろうけれども。
ほんとに初めてだったから他に比較するものがないぶん、浅田真央の絶対的な素晴らしさを味わえたのはきっと幸せなんだろう。
とにかく佇まいと表情が凄く良かった。
一応次のロシアの人も見た。
こっちは全然ひらひら可憐な感じじゃなくて、ああいうのなんていうんだろう、わからんけど魔女っぽい感じかな。
お国柄とかそういうのあんのかなーと思って見てたら序盤の演技はピンと来ない感じだったけど、後半曲が盛り上がるところから凄かった。
序盤はともかく、そこの盛り上がるところで失敗しちゃったのは残念だったなー。
別に競技として浅田真央が勝つところを見ようとしてたわけじゃないんで、こっちの人の演技が成功するところも見たかった。
そんでこれに点数付けて優劣を付けるってのもすげーな、と思ってさぁ。競技だからそうしないとどうしようもないんだけどさ。
もっと見慣れていけばどこで得点を稼いでいるのかとか、この難しいジャンプが出たから高得点だとかわかるのかもしれないけど、疑惑の判定とかけっこうありそう。
こっからは今回見て思った勝手なイメージなんですけど、フィギュアスケートって日本人の奥ゆかしさや儚さを重んじるみたいなものが良い方向に出る競技なんだろうなー。
似たような意味合いで北欧とかすげー強そう。落ち着きがあるというか、精神状態が大きく出そうな競技じゃん、だからハイテンションな文化じゃない国が強そう。
アングロサクソンの豪快さとか強さや、ラテン系の「いいから外で踊ろうぜ!」みたいなテンションはもともと合わなそう・・・というか、そもそもフィギュアスケートやらなそう。アフリカ勢の運動能力なんかもそんなに有効ではなさそう。
あーでも子供の頃からやたら金がかかる競技だっていうから、アメリカあたりは競技人口けっこう多いのかな。アイスホッケーのリンクの絶対数が多ければ競技に触れる機会も増えるだろうし。そうなるとカナダもそこそこ強いだろうな。
オイルマネー関連の国はどうなんだろう。なんか雰囲気違っちゃうのかな。というかイスラム諸国はあの衣装無理か。男子は強い?いや暑いからやらないかなー。
ロシアって昔からどんなお国柄と思えばいいのかがずっとつかめないんだけど、氷関係に強いってイメージはある。
そんでヨーロッパの華やかな感じを演技に持っていくと強そうじゃん。だからハンガリーやポーランド・ウクライナあたりの、冷戦でいう東側の文化の混ざった国も強そうな気がする。
っていうか逆にリンクをあまり見かけない日本が強いってのはやっぱり凄いよな。やっぱり経済力もあるんだろう。
伊藤みどり~長野オリンピックで認知されたから多少整備されたとかあるのかな。