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母父トニービン

明るいところで読んでね

アミカブルナンバーの話します

 

アミカブルナンバーが引退しました。
誰も知らないよねそんなこと。
 
 
俺がこの馬を知ったのはフェノーメノが4歳春の天皇賞でついにG1を勝った日。
ゴールデンウィークだったので、朝早くから友達とグランリーオの勝負服みたいな新幹線に乗って1泊旅行がてら福島競馬場に行っていた。
 
この日は珍しく午前中から馬券の調子が良かったんだよ。それで調子こいて東京のレースにも手を出し始める。やめときゃいいのに。
第9レースが芝1400mの準OP戦。新聞見ながら予想してたら、ずっと東京1400mばっかり使ってきてる馬がいた。
そんなに狙って使い続けるもんなの?面白いなこいつ。しかも成績けっこういい。こいつで間違いないんじゃない?ということで単勝を買った。
そしたら直線で他の馬に先に抜け出されて2着。この野郎。
この勢いで天皇賞も外したので、最終的にこの日の勝ち分はほとんどなくなる。
 
 
その後アミカブルナンバーは夏に降級して、東京1400mで武豊が乗ってあっさり勝つ。
まだこの頃はテレビ中継で見かけても「あのとき馬券でやられた馬」という印象しかなかった。
 
そこから1年弱、時間をかけて少しずつこの馬のことを知っていく。
 
ん、なんか斤量軽いけどなんだろう、あ、なに牝馬なのこいつ。あ、そう・・・へぇ。
えっ、こいつの母親ってヒシシルバーメイドなの?昔POGで指名してたよ俺。そうか。そんな血統だったのか。
あれ、なんか似てる馬がいるな。ゴールデンナンバー?同じ馬主なのか、紛らわしい。っていうかゴールデンナンバーはなんとなくわかるけどアミカブルナンバーってどういう意味なんだよ。
友愛数」?あれじゃん。俺の好きな『博士の愛した数式』のやつじゃん。マジかよ。
 
なーんかこの馬いろいろと縁があるな。
 
 
そうこうしているうちに東京1400mで自己条件戦を勝ち上がってさぁ重賞、1400mの阪神牝馬S
相手はスマートレイアーヴィルシーナローブティサージュエピセアローム、ウリウリ・・・うげー。勝てるわけねー。
そんな中でも5着に入って、次は京王杯SC
そう、ついに得意の東京1400mの重賞ですよ。やった!
 
まあ買うよね。ここも相手は強いけどひょっとしたらひょっとする可能性もある。俺としても取り返す必要はある。
結果は4着。内容を見てもやっぱりちょっと勝つまでは厳しそうだった。もう5歳の牝馬なので上積みまでは厳しそうなんだけれど、それでも今後の一発への期待が無くなるようなレースではなかった。
でも1400mの重賞でメンバーが手薄になるところって全然ないんだよなぁ。うーむ。
 
秋の重賞チャレンジは府中牝馬S
1400mを得意な馬がなぜか1800mでもよく走る、みたいな意味不明なこともよくある。同じ馬主のプリサイスマシーンも半端な距離に強かったし、意外と面白いかもしれない。
しかし出負け気味のスタート、そこから内を突いたはいいがそんなにうまく前が空くようなこともなく惨敗。
 
 
暮れにまた牝馬戦のターコイズSを使うことになった。中山マイルかー、どうかなー、買うけどさー。
これもまた若干出負け気味から最後は内を回らざるを得なくなって、狭いとこから出られないままろくに追えずに4着。
ちょっと消化不良だけど、全然得意じゃなさそうな条件でも頑張ってるし来年はどこかで・・・
 
と思ったのに年明け以降は1400mでも惨敗続きで、もうさすがに厳しいかなーって感じだった。
一時期は毎回のようにゴールデンナンバーと一緒に走っててよく見間違えたわ。おっ今回は前につけたぞ!違う!やっぱり後ろだ!って。
突然夏の福島で初の1200mに使ってすごい末脚を見せたり、かと思ったら先行してそれなりに粘ったり、そういうこともあったけれど目立った成績には繋がらず、先月末の新潟1400mを最後に引退となりました。

 

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写真はありまさんより(arima0208 | Flickr)。
 
 
関東馬だから基本的に東京・中山が主戦場になるわけで、それで中山には1400mのコースがないのに全35戦のうち23回も1400mのレースに使ってる。こんなの他にいるのかな。
今のところこの馬がヒシアマゾン系の稼ぎ頭になってる。結局出会いから引退まで、俺からもしっかりと金を巻き上げていったよ。
まあとにかく7歳の夏までコンスタントによく走ったね、お疲れさん。
 
 
調べたら最初に馬券買った時の勝ち馬がザッハトルテだったらしい。ということで以下おまけ。