母父トニービン

明るいところで読んでね

The sound of secret minds

なんかさー、すこーし暖かい日がでてきたじゃん。そんで何か飲みたいなって自動販売機の前に立つじゃん。

俺は寒い日には暖かいカフェオレみたいなのが飲みたくなるんだけど、すこーし暖かいから今はどうしてもそれが飲みたいって訳じゃないのね。むしろちょっと喉渇いてる気もするからアクエリアス的なやつも候補に入っているがまぁそれも絶対飲みたいってほどでもない。

そんなことを思いながらもまた日が暮れるahもういいやもういいや疲れ果てちまったそう言ってそう言ってここまで来たじゃないかっつって小銭を入れて、どれを買おうかと考えるのにどうしても惰性でカフェオレを押しちゃうんだよ。

そんでガシャンの振動の後に果たしてこれは正解なのだろうかと半信半疑な気持ちのまま缶を取り出す。別に今どうしてもカフェオレが飲みたいわけじゃないんだけど、かと言って別に今カフェオレが飲みたくないわけじゃないから飲むじゃん。わざわざ金払ってガシャンしたんだからさ。そんで一口飲んでやっぱり違うのにすりゃあ良かったと気付く。単調な生活を繰り返すだけ。

俺が本当に求めてたのはアクエリアスの一口目を飲んだ時の潤いだったよなぁ、俺さえあの時にアクエリアスを押していたらその後に見える世界は変わっていたのに、俺はいつもこうだ、他に選択肢はいくらでもあるのにと思うんだけど選択肢にカフェオレがあったらカフェオレ押しちゃうんだよ、どうしても。

 

他に良い選択肢があるとうすうす感づいているのに惰性で進めてしまう。

リトル俺の声にちゃんと向き合って、それに応えてあげられていないんだよね。

 

和訳:Hi-standard/The sound of secret minds

 

あのねー、電車のテレビ。見ちゃう。

 

電車通勤とは言っても人より電車乗ってる時間は全然短いほうで、その間に窓の外をぼんやり見てるのってけっこう落ち着くから好きなんだよ。晴れた日はもちろん、曇りや雨の日にも死んだ魚の目をしながらいつもと変わらぬ街並みを見ていると無心になれる。

なのにだよ。なんかあのテレビ見ちゃう。

元気な朝はそれでもいいんだよ別に。ちょっと疲れてたりする朝は外見てボーッとしたいのに、したいのに何故かあのテレビ見ちゃうんだよ。目がいっちゃうんだよ。あれつらい。

 

これ書いてて、ダイワメジャーの勝った2004年の皐月賞コスモバルク本命でダイワが対抗だったのに枠連で買ったの思い出した。

一緒に新宿ウインズに行った競馬知らない友達に「当たったじゃん!すげーじゃん!」と言われて「はは・・・」としかリアクションできなかった頃からまるで成長していない。結果論っちゃあ結果論だけど。

あれで学んだようでいて、最近はむしろ後悔しないよう心の保険になるような馬券ばっかり買って、外して安心してる。