宇多田ヒカルのアルバムの1曲目ばっか聴いてんだけど、この歌詞に出てくる「あなた」はまあ亡くなった人なんだろうけどちょっと解釈を変えて、その「あなた」が「一神教におけるGOD的なもの」であるという方向で聴いてみると、そういうものを信仰している人々の神様に対する考え方ってこういう感じに近いのかもしれないなーと思える。
サッカーの選手交代で入ってきた選手がピッチに入る時に胸の前で十字を切って天を見上げてから走ってポジションに向かうあの感じとかも、神様は自分のことを常に見ていて自分と共にいるような、そういう距離感でいるのかな。全部推測だけど。
「神はあなたを見ています」っていう、歩いてるとたまにそのへんに貼ってあったりするアレ、見てっから悪いことすんじゃねえぞっていうお天道様的な意味かと思ってたけどたぶん違うんだな。まあそれも信仰してる人によるんだろうし、そもそもこれ1行目から全部推測だから。
さらに飛躍すると、日本人の自殺率が高いのってこういう感覚があんまりないからなのかもしれないね。韓国って宗教観どうなんだろ。あとドラゴンボールの神様は欧米で何て表現されてんだろ。
いやーでもあのアルバムを最初に聴いた時は寂しい気持ちになった。ほんとに最初の1回だけだけど、軽くへこんだ。なんかすげー大人になっちゃったな宇多田ヒカル、って。歌詞も歌声も。それに比べて俺は・・・ってのもちょっと思った。同世代なもんでね。
なんか無意識にいつものノリの宇多田ヒカルの曲がまた流れてくると思ってたから、こんな味付けが薄いアルバム、聴けるかな・・・って不安にもなった。まったく杞憂もいいとこだったわ。
なんていうか、過去の作品が完全に過去になっちゃった。このアルバムを聴いた後に昔の曲どんなんだったけって再生しても、1曲の半分も聴いてらんない。なんなんだろ。これまではシンセとかのサウンドとコーラスとメインの歌を合わせて「曲」って感じだったけど、「歌」に変わってきてるよな。エレクトリックじゃない楽器が増えたのも歌を引き立てるようになってる。
それと宇多田ヒカルって最初期は日本人っぽくなさが売りみたいなとこあったのに、これだいぶ日本人が前面に出てきまくってるだろ。自然とそうなってきてるのか意識したのかわからんけど。まあ意識してるか。
そんでカープは昨日も勝ったんですけど、スタンドで「カープはみんな 神ってる」って観客が掲げてるのを見て、そう!それ!と思った。そうなんだよ。まあやっぱり黒田・新井・鈴木誠也が取り上げられることが多いよね。でもカープはほんとにみんながすげーんだよ。小窪が打った時めっちゃ嬉しかった。野村も序盤からちょっと今日はどうなんだこれ、って感じもあったから。
エルドレッドのホームランは見ててガッハッハーってなった。これこれ。よーし点差ついたぞ、って見てるほうが一息ついてしまいそうなとこからまだ点取るんだよ。
「カープはみんな 神ってる」って口に出すと、でもそんなの関係ねぇって続けたくなるな。